
70歳の時も、75歳の時も、ネパール側からエベレストに登りました。3度目の挑戦は、チベット側からの景色を望みたい。周囲はそろそろ、「勇気ある撤退を」なんて言いますが、今はまだ前進でしょう。エベレストという女神に、大恋愛しちゃったんですね、きっと。恋は、障害が多い方が燃えるというじゃないですか(笑)

じつは60歳の時、ゴルフや旅行、食道楽で、腹を突き出して歩いていました。注意されても、“この年で、今さら…”と虚しさがありました。その時、99歳でモンブランを滑走する父の姿に触発され、私自身も、エベレスト登頂を目標に掲げました。“何のために長生きしたいのか”目標を見失わない大切さを理解しました。

私自身、元来、怠け者ですから、トレーニング中も挫ける理由だらけですよ(笑)こんなはずじゃないとか、もう年だとか。でも、できない理由を並べていたら、それに縛られて動けなくなる。今、できることを一生懸命やるしかない。無理な時は休めばいいと思います。“よし、やるぞ!”と気持ちが高まるまで、ゆっくり気長にいることです。

年をとるほど、日々の一歩が挑戦だと感じます。成功か失敗かよりも、自分のやる気を持続させることにひと苦労。セサミンは、そのためのエネルギーにもなっています。飲むと、“もうちょっと頑張ろうかな”とパワーをもらえます。エベレストに登頂する時も、腰にカチャカチャとぶら下げて、一番傍で応援してもらいました。

父が100歳の誕生日の時に、「明日はもう少しスキーが上手くなりたい」と言ったんです。よく、“もう年だから”と言いますが、父を見ていると違うなと。夢に年齢は関係ないと思います。むしろ、目標があるからこそ、老い先も楽しいものになる。三日坊主でもいい、歩みは遅くてもいい。ただの怠け者も、限界を超えられるのです。