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丸ごと食べたい健康果実 食のちから 第91回 温州(うんしゅう)みかん

監修 田代 由紀子(たしろ ゆきこ)先生 野菜ソムリエプロ・アスリートフードマイスター1級

食べることの大切さ、楽しさを伝えるため「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに、テレビ出演やイベント・セミナーの講演、レシピ開発、コラム執筆等で活躍。日本野菜ソムリエ協会主催「ベジフルカルテコンテスト」で金賞を3度受賞。

こたつにみかんは、冬の団らんの定番。今も昔も愛される果実には、ビタミンCをはじめ、冬の健康を支えてくれる栄養素がたっぷり。近年は、袋や皮に含まれる健康成分も注目されています。料理にも上手に活用し、そのちからと美味しさを丸ごといただきましょう。

中国の地名を冠した日本原産の柑橘類

温州みかんは、みかんと呼ばれる果物の正式な名称。その名は中国の柑橘類の名産地「温州」に由来していますが、原産地は鹿児島県で、英語名は「薩摩(さつま)オレンジ」です。国内では明治以降に広く出回るようになり、冬を代表する果物になりました。なお、紀国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)の話で有名な紀州みかんは、温州みかんとはまた別の品種です。

捨てるところがないのが魅力の果実

みかんの栄養といえば、まずビタミンC。日々の健康や美容には欠かせません。のどや鼻などを健康な状態に保つビタミンAや、酸味成分のクエン酸も多く含まれています。また近年は、若々しい毎日に欠かせないとされる色素成分も注目されています。

食べたいのは果肉だけではありません。みかんの袋にはスッキリとした快適な毎日に欠かせない成分であるペクチンが多く含まれ、また、白い筋の部分にはビタミンCの吸収を助ける成分が含まれています。

選ぶ際には濃いオレンジ色でハリがあり、身がしまっているものを。糖度が高いものほど傷みが早いので、箱買いをした時は一度全部出して確認し、冷暗所に保存しましょう。

スポーツのお供、料理の素材にも

食べたい時、皮をむいてすぐに食べられる手軽さもみかんの魅力。登山やウォーキングに持参するのもおすすめです。運動後にいただけば、疲労後のリフレッシュに役立ちます。

温州みかんの果肉や果汁は、肉料理や旬の魚とも好相性。袋や皮がやわらかいので、丸ごと使うと新しい美味しさに出合えます。ぜひ冬の食卓に取り入れてみませんか。

みかんの新しい魅力を食卓に!

爽やかな酸味でお肉をさっぱりと!鶏もも肉のみかん煮

材料(2人分)

鶏もも肉
・・・・1枚(約260g)
玉ねぎ
・・・・・・・・・1/2個
みかん
・・・・・・・・・1/2個
・・・・・・・・・150cc
みかん搾り汁
・・・・1個分(50cc)
しょうゆ
・・・・・・大さじ1/2

作り方

(1)
鶏もも肉を半分に切り、冷たい状態のフライパンに皮を下におき、火にかけ弱火で両面を焼く。
(2)
玉ねぎを1cmの輪切りにする。
(3)
みかんをぬるま湯でよく洗い、皮ごと輪切りにする。
(4)
(1)(2)を加え、水とみかん搾り汁を加えて煮る。
(5)
沸騰したらしょうゆを入れ、水分が少し飛んできたら(3)を加え、水分がなくなるまで弱火で煮る。

※みかんの皮が気になる方はむいてから調理してください。

ドレッシングやソースにしても美味

フルーティーな風味が引き立つ みかんドレッシング

みかん搾り汁(1個分)とエキストラ・ヴァージン・オリーブオイル(大さじ1)、白ワインビネガー(大さじ1/2)、塩(少々)をよく混ぜ合わせる 。

おすすめの使い方
  • 刺し身用のホタテと甘エビを合わせたシーフードサラダに
  • タコのカルパッチョやスモークサーモンに

深いコクは大人の味わい みかんと赤ワインのソース

みかん搾り汁(1個分)に赤ワイン(大さじ2)、バルサミコ酢(大さじ1)、しょうゆ(大さじ1/2)を合わせて火にかけ、とろみがつくまで加熱する。

※ソースは焦げないように、かき混ぜながら加熱してください。

おすすめの使い方
  • 牛肉のステーキ、鴨肉やラムチョップのソテーなど赤身肉の料理に
  • メカジキなどのムニエルに
  • ブリの照り焼きのタレとして

※材料はいずれも2人分です。

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