………………………………………………………………………………………………     2016年11月25日更新

37 冬のココロとカラダに嬉しい「ゆず」の魅力

湯船にぷかぷかと浮かべたり、あたたかいお鍋にキュッと搾りかけたり。
日本の冬は、「ゆず」の出番がたくさんありますよね。
心がほっと和む清々しい香りと落ち着いた酸味に、
「冬がやってきたな」と感じる方も多いのではないでしょうか。

今回の「ハーブズ コラム」では、そんな和ハーブを代表する
「ゆず」の魅力について、たっぷりとご紹介します。

香りよし、食べてよし「ゆず」が日本人に愛される理由。

あらゆる柑橘類の中でも、もっとも耐寒性に優れているといわれる「ゆず」。
寒冷地で育つことから、寒い季節を乗り切るのに役立つ、私たちにうれしい成分がたっぷり含まれているんですよ。

「ゆず」の香りに含まれるリモネンという成分には、巡りをサポートして寒さ知らずの毎日を応援してくれるという嬉しい働きも。健康を祈って冬至の日にお風呂に「ゆず」を浮かべるのには、こうした目的があったのですね。

ゆず茶のイメージ画像

柑橘ならではの清々しい香りは、イライラを落ち着かせ、穏やかで和やかな気分にさせてくれます。この優しい香りに加えて保湿効果もあることから、古くから化粧品の原料としても重宝されてきました。

続いて、食べてもうれしい「ゆず」の働きをご紹介しましょう。まずは、果皮に美しさや健康づくりに役立つビタミンCがたっぷり含まれていること。そして果肉や果汁には、日々を元気に導くクエン酸が多く含まれています。果汁を搾ってお料理にかけたり、果皮を刻んで椀ものに添えたり。日本の食文化には、「ゆず」が深く結びついていますね。

皮も種もまるごと使い尽くす、先人たちの知恵。

果汁はもちろん、果皮や種に至るまで、幅広く役立てられてきた「ゆず」。 ここからは、古来受け継がれる活用術をご紹介します。

果皮たっぷりのこく深い調味料「ゆず味噌」
ゆず活用術 1.
材料
・ゆず・・・1個
・味噌・・・150g
・砂糖・・・大さじ5
・みりん・・・大さじ2
・酒・・・大さじ2
つくり方
1.ゆず1個分の果皮をよく洗い千切りにし、果汁を搾っておく。
2.味噌、砂糖、みりん、酒を鍋に入れ、木べらでかき混ぜながら中火で煮詰める。
3.火を止めて1.を入れよく混ぜ、密封瓶に入れ冷蔵庫で保管する。

point

ナスやこんにゃくの田楽にはもちろん、鶏肉や豚肉につけて香ばしく焼くのもおすすめです。ごはんとの相性も抜群。さまざまにアレンジしてお楽しみください。

ほっこり香ってしっかり保湿「ゆずの種ローション」
ゆず活用術 2.
材料 ゆずの種・・・20g
焼酎・・・140ml
つくり方
1.ゆずの種を瓶に入れ、1日に1回瓶を振りながら約10日間焼酎漬けにする。
2.ゆずの香りや色が移り、少しとろみのあるテクスチャーになれば完成。種を取り出し、密封瓶に入れて冷蔵庫で保管する。

point

とろみの正体は、ゆずの種に含まれる「ペクチン」という成分。保湿・保水性に優れたローションに仕上がります。ボディに塗って使う場合は、そのままでもOKですが、顔に塗る場合は精製水で約3倍程度に薄めてから使いましょう。
※使用前には必ずパッチテストを行ってください。

冬に旬を迎える「ゆず」は、寒い季節の肌・心・カラダを応援してくれる頼もしい味方です。暮らしのさまざまなシーンで活用し、寒さに負けない元気とキレイを目指しましょう。

これもおすすめ! ゆずジンジャー、ジンジャーシロップYUZUの画像

期間限定発売 「ゆずジンジャー」&「ジンジャーシロップYUZU」 ハーブ専門店「エンハーブ」では、「ゆず」の魅力をたっぷり味わえる期間限定アイテムを発売中。冬のお守りハーブのエキナセアなどを組み合わせたブレンドティー「ゆずジンジャー」には、“あったか×跳ね返しパワー”がたっぷり。そして、「ゆず」の爽やかな香りとしょうがの辛味を効かせた「ジンジャーシロップYUZU」は、カラダが温まるお湯割りで飲むのがおすすめです。

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ウエルネスライフマガジン 2016年11月号掲載分

今月のピックアップハーブ / ハーブ専門店 エンハーブ インストラクター 日本メディカルハーブ協会認定 ハーバルセラピスト 杉山 加代子
リコリス 学名:Glycyrrhiza glabra / 科名:マメ科 / 和名:甘草  / 部位:根部
リコリス
甘味が強く低カロリー!
美声とスタイルキープを目指したい人に
乾燥の季節のイガイガが気になる時や、美声を保ちたい時など、季節の変わりめの健やかさをサポートするハーブとして、日本でも古くから重宝されてきました。学名の「Glycyrrhiza」はギリシャ語で「甘い根」の意味。「甘草」という和名からもわかるように、ショ糖の約50倍の甘味があるためお菓子などの甘味料としても使われていますが、低カロリーなのでダイエット中の口さみしい時にもおすすめです。クセの強いハーブを組み合わせても口あたりがまろやかになるため、ブレンドティーづくりにぴったりです。

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