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坂元醸造について

古くからの製法を継承しつづける 黒酢の老舗 坂元醸造

約二百年の伝統をに残す、黒酢へのこだわりと情熱

坂元家の裏庭には、約二百年前から使われている薩摩焼の壺が並んでいます。

廃業の危機を救った四代目・坂元海蔵氏。黒酢にかけるその情熱と伝統は、江戸時代から約二百年も変わることなく受け継がれています。

広大な"壺畑"で作業を行う黒酢職人。江戸時代から変わらない伝統の製法で今も黒酢が造られています。

黒酢は約二百年も前から、人々の食と健康を支え続けてきたことをご存じでしょうか。南国の温暖な気候と地の米、豊富な湧き水、そして薩摩焼をはじめとする、陶器製の壺。
これらの条件が揃ってこそ生まれるのが、鹿児島県霧島市福山町にある坂元醸造の黒酢です。

その坂元醸造が、黒酢造りを開始したのが江戸時代末期。それから一切変わらず同じ黒酢を造り続けること自体驚きですが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。実は、廃業の危機もあり、大正時代から昭和初期にかけて、安価に工場で造られる合成酢の登場によって、福山町の黒酢は衰退の一途に。戦前24軒あった黒酢醸造所も、最後は坂元醸造1軒になってしまいました。だが、そうした時代にあっても坂元醸造の四代目である坂元海蔵氏だけは、原料をさつまいもに変えてまで黒酢造りにこだわり続け、そして伝統を今に残したといいます。

 そこには、黒酢にかける並々ならぬ情熱がありました。
自然のちからが活きた本当によい黒酢をお届けしたい。長きに渡り受け継いできた自然と人との恵みを終わらせるわけにはいかない。坂元醸造の健康に対する思いの強さが本当の黒酢を守り続けてきたのでしょう。