
ゴマの健康成分「セサミン」はどのようにして見い出されたのでしょう? キャスターの沼田靖子さんが、セサミンの初期研究に携わった新免芳史さんに聞きました。(2005.11)


発酵研究で知られるサントリーが、脂質の研究をスタートさせたころのお話。ある偶然から、運命的な出会いへと導かれていったのです。
新免 理想の脂質探しは、微生物を探すことから始まりました。残念ながら理想の脂質は見つかりませんでしたが、その代わり、ARA(アラキドン酸)という脳の重要成分を含む脂質を大量に作ってくれる微生物を発見したのです。ところが、ナタネ油や大豆油ではARAが増えたのに、ゴマ油を入れるとまったく作れなくなった。
沼田 ARAを増やす実験としては失敗ですよね。
新免 ええ。しかし研究者はゴマ油に注目しました。ARAの代わりに何ができたのだろうと考えたのです。
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