1.オリザプラスとは
「オリザプラス」とは玄米由来のポリフェノールを凝縮したものです。玄米のぬかや胚芽の部分に多く含まれています。
玄米は、伝統食として昔から日本で食べられてきました。ビタミンB群や食物繊維といった健康に良い成分が豊富に入っている、女性に人気の食材です。トップアスリートやモデルなどがマクロビオティック食として習慣的に摂取したり、健康のために玄米食を社員食堂に採用する会社もあったりするなど、玄米の力が話題になっています。
玄米に含まれているのは、ビタミンや食物繊維だけではありません。自律神経の働きをサポートしてくれる玄米ポリフェノールも含まれており、このポリフェノールをもとにした成分がオリザプラスです。
2.オリザプラスで確認されている効果
玄米由来のポリフェノールから開発されたオリザプラスには、美しく健やかな毎日を送りたいと考える方にうれしい効果があります。
ここでは、オリザプラスが持つ3つの作用を紹介します。
2-1.自律神経に対する作用
オリザプラスは、自律神経をサポートするポリフェノールの一種です。オリザプラスの摂取により、体調や疲労、睡眠の改善が見られたとされています。
体に不調を感じている中高年の方が、オリザプラスに含まれる玄米ポリフェノールを1~2週間摂った研究では、60%以上でのぼせや頭痛、不眠や疲労感などの自覚症状が和らぐ結果となりました。
体調全般については、「顕著な効果あり」が17%、「効果あり」が45%、「やや効果あり」が24%となり、体調改善を感じた人は全体の86%にのぼりました。
また、睡眠改善に関する調査では「効果あり」が60%と、半数以上の人が不眠の悩みを改善したことがわかります。さらに、疲労感についての質問では、改善に「効果あり」と答えた人が90%と高い割合となりました。
体調が良いと仕事のパフォーマンスも向上します。オリザプラスは働きざかりの人たちをしっかりサポートしてくれる成分だといえるでしょう。
2-2.肌の調子を整える作用
玄米の美容効果は、昔から多くの女性の間で注目されてきたものです。
江戸時代には、玄米の米ぬかを布の袋に入れたぬか袋が、美容グッズとして使われていました。玄米のぬか袋は肌をこすることで汚れを落とし、肌のキメを整えます。なめらかで美しい素肌は、時代を問わず女性たちがあこがれるものでしょう。
これらの玄米の美容パワーにも、オリザプラスが関わっています。オリザプラスに含まれる玄米ポリフェノールを摂取すると、1週間ほどで皮膚温度が1度以上上昇し、血流の向上に効果的であったという報告もあります。血流が良くなると、肌に十分な栄養が行き渡るため、つややかで華やかな美肌を目指すことができるでしょう。
2-3.血液の酸化や肝臓のダメージを抑える作用
オリザプラスは美しくなりたい女性たちだけでなく、お酒が好きな方にもおすすめの成分です。お酒が好きな方は、肝機能を気にすることもあるでしょう。オリザプラスは、そういった方の健康をサポートする機能があると明らかになりました。
アルコールとともに、オリザプラスに含まれる玄米ポリフェノールを摂取する研究によると、肝臓のダメージの指標であるGOTやGPTが改善し、さらに血中の抗酸化作用を高めることもわかったのです。
この結果から、オリザプラスに含まれる玄米ポリフェノールには、酸化を防ぐ力と肝臓を守る力があることが示されました。
また、ゴマに含まれるセサミンとオリザプラスを合わせることで、疲労感を和らげることもわかっています。セサミンの抗酸化作用と、オリザプラスの自律神経を整える力が組み合わさると、疲労感と睡眠が改善するためと考えられるでしょう。
いつまでもハツラツと生活するためには、活性酸素による体内の過酸化を防ぎ、自律神経のバランスを保つことが欠かせません。元気な毎日のためにも、抗酸化ケアと自律神経ケアを習慣に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
オリザプラスで美しく健康な生活を送りましょう
玄米ポリフェノールを濃縮したオリザプラスには、働き盛りの人にうれしい自律神経を整えて疲労を軽減する作用、キレイになりたい女性が喜ぶ美容作用、そしてお酒が好きな人にぴったりの抗酸化作用と肝機能保護作用があります。
美しく健康な生活を送りたいと考える方は、オリザプラスの摂取を始めてみてはいかがでしょうか。
監修者情報
氏名:井林雄太(いばやし・ゆうた)
総合病院勤務。大分大学医学部卒。
日本内科学会認定内科医、日本内分泌内科専門医、日本糖尿病内科専門医の資格を保有。現在は医師業務のかたわら、正しい医療情報を伝える啓発活動も市民公開講座など通して積極的に行なっている。