目次
1.動悸とは?
動悸とは、普段は感じることのない自分の心臓のドキドキという拍動に敏感になり、不快感や違和感を覚える状態のことをいいます。
脈の速度に関係はなく、全力で走ったときやびっくりしたとき、脈がとんだように感じる場合も動悸にあたります。
動悸を引き起こす原因はさまざまで、おもに心拍のリズムが乱れ不規則なことが多いといわれていますが、生命に関わる疾患が隠れている場合もあるため注意が必要です。
みなさんは、動悸の症状を感じたことはありますか?
急いで走っているときや階段を上り終えたときに、胸がドキドキするのを感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
動悸の感じ方は、ドキッと1回だけ拍動を感じる、心臓が口から飛び出しそうと感じるなどさまざまありますが、動悸には心臓やその他の病気が関係していることもあります。
今回は、動悸の原因と動悸の改善につながる生活習慣について説明します。
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動悸とは、普段は感じることのない自分の心臓のドキドキという拍動に敏感になり、不快感や違和感を覚える状態のことをいいます。
脈の速度に関係はなく、全力で走ったときやびっくりしたとき、脈がとんだように感じる場合も動悸にあたります。
動悸を引き起こす原因はさまざまで、おもに心拍のリズムが乱れ不規則なことが多いといわれていますが、生命に関わる疾患が隠れている場合もあるため注意が必要です。
動悸が生じる原因は、普段の習慣で過剰に摂取しているものや、病気などさまざまです。
どのようなものが動悸の原因となってしまうのか、確認していきましょう。
動悸は、嗜好品によって引き起こされることがあります。
タバコに含まれるニコチン、コーヒーに含まれるカフェインなどが動悸の原因となりえるため、日常的に摂取している方は注意するようにしましょう。
動悸のすべてが病気とは限りませんが、なかには病気が原因の場合があります。思い当たる原因がなく、動悸を感じる場合は注意するようにしましょう。
以下は、動悸の原因となる可能性がある病気の例です。
・弁膜症などの心臓疾患
・貧血
・低血圧
・甲状腺疾患(バセドウ病など)
・低血糖
・更年期障害
動悸の原因を探るには、動悸を感じたときに何をしていたかが重要だとされています。
動悸を感じたときには、いつから始まったか・継続的にあるか・繰り返しあるか・何をしているときに動悸が起きたのか、などをメモするようにしておきましょう。
動悸を改善するためには、生活習慣を見直すことが重要です。
まずは、過労を避けてしっかりと睡眠をとるようにしましょう。睡眠時間を十分に確保できていない場合は、自律神経を整えて質の良い睡眠をとれるよう意識してください。
ストレスを溜めないようにすることも大切です。日頃から自身でストレスを解消できるアクティビティなどを見つけるとよいでしょう。
また、普段からお酒を飲む習慣がある方は、節度ある適度な量にするようにしましょう。
コーヒーを飲む習慣がある方も、含有しているカフェインが動悸の原因となるため飲み過ぎには注意が必要です。
動悸の原因が普段の生活に隠れていることがあるため、症状がある方は生活習慣を振り返ってみましょう。
今回は、動悸が起こる原因や改善につながる生活習慣を紹介しました。
動悸は病気により引き起こされるだけでなく、嗜好品や睡眠などの生活習慣が原因となることがわかりました。
動悸が気になる方は、普段の生活を見直して、改善できるところを探してみてください。
動悸は様子を見ても大丈夫なものから、緊急を要するものまでさまざまあります。
動悸以外の症状がともなっている場合や、繰り返し動悸を感じる際は早めに医療機関を受診しましょう。
氏名:井林雄太(いばやし・ゆうた)
総合病院勤務。大分大学医学部卒。
日本内科学会認定内科医、日本内分泌内科専門医、日本糖尿病内科専門医の資格を保有。現在は医師業務のかたわら、正しい医療情報を伝える啓発活動も市民公開講座など通して積極的に行なっている。
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