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年齢対策の新定番「セサミン」

約30年におよぶサントリーのエイジング研究の結晶。ゴマの稀少成分「セサミン」を徹底解剖!

柴田 浩志

監修:
サントリー健康科学研究所所長 理学博士
柴田 浩志

ゴマの稀少成分「セサミン」をご存じですか?

サントリーが加齢と向き合い、30年以上の研究を重ねてたどり着いた年齢対策の新定番・セサミン。一度は耳にしたことがある方も多いと思います。昔からゴマはカラダに良いということは知られています。なぜカラダに良いか知っていますか?そのヒミツがゴマ1粒の中に1%未満しか含まれない"セサミン"なのです。

セサミンに関しては、これまで様々な研究がなされていますが、研究結果から、セサミンには「若々しさを保つための成分」が存在することが判明しています。

そこで本記事では、セサミンのことや、エイジングに対して期待できる効果について、イメージがわくように、わかりやすく解説していきます。

セサミンとは?セサミンの成分や特徴を解説

まずはセサミンとはどのようなものなのか?セサミンの成分や特徴について説明します。

ゴマ1粒に1%未満の稀少成分であり、老化と戦う成分

セサミンとは、ゴマ1粒に1%未満しか含まれていない稀少成分です。

ゴマと言えば「健康に良い食品」として有名ですよね。その秘密が、セサミンが持っている「老化と戦う力」です。

ここで一つ、面白いエピソードがあります。サントリーは過去30年に渡りセサミンについて研究をしてきた会社ですが、セサミンが持つ老化と戦う力の発見は、サントリーが行った「実験の失敗」からでした。

当時サントリーは、食用油脂に含まれる健康成分アラキドン酸の大量生産を目指し、様々な実験をしていました。

その中で、ゴマ油を使った実験をしたのですが、なんと結果は失敗。失敗した要因をひも解くと、ゴマ油が他の油と比較したとき、酸化しにくい特徴から健康成分アラキドン酸の生成を抑制したためだとわかりました。

そこからゴマ油の「抑える力」に着目したサントリーは、粘り強く研究を続け、ゴマが持つ若々しさの可能性を見出し、ゴマの研究を行いました。

その結果、ゴマの稀少成分セサミンが「老化と戦う成分」であることが発見されました。

カラダの老化要因「酸化」を抑える「抗酸化成分」が特徴

ではなぜセサミンが老化と戦うのか?その答えは「抗酸化成分」にあります。

そもそも老化は、カラダ全体が「酸化」し、錆びていくことで起こります。酸化はなぜ起こるかというと、原因は「酸素」です。

酸素を取ることで、酸素の一部が「活性酸素」に変化します。鉄が錆びつくのと同様、活性酸素が私たちのカラダを酸化させ、老化させていく。これが老化のメカニズムです。

つまり、あなたが毎日呼吸をするだけでも、実は一つずつ、年齢を重ねていくのですよね。気づいていない内に、1日1日、着実に老化は進んでいます。

加えて厄介なのは、酸化を抑える力「抗酸化力」は、40代から急激に低下していくことです。
ですから、40歳を超えると、人は急激に酸化しやすくなり、老けやすくなります。

体内の抗酸化力は40代から急激に低下!

ではどうすれば抗酸化力を高め、若々しさを保つことができるか?

そんなときに、セサミンが持つ「抗酸化成分」が効果を発揮します。ゴマの抗酸化成分が、カラダの抗酸化力を高め、カラダを酸化から守ってくれます。

これがセサミンの持つ抗酸化成分の特徴です。

肝臓まで届き、強い抗酸化力を発揮

カラダの酸化を促す「活性酸素」が最も発生しやすい場所は「肝臓」です。

体を動かすエネルギーを生み、老廃棄物の処理など、たくさんの機能を担っている肝臓では、多くの老化の原因物質が発生します。その過程で、活性酸素も多く発生します。

「肝臓の変化は全身の老化を引き起こす」と言われているほど、老化を食い止めるためには重要な肝臓。

酸素を大量に消費!

裏を返せば、活性酸素が多く発生する肝臓まで抗酸化成分が届けば、酸化を防ぎ、老化を防ぐことができます。

ただ問題なのは、セサミン以外の多くの抗酸化成分は、肝臓に届くまでに酸化してしまったり、分解されてしまうことです。それだと肝臓で効果を発揮しないため、意味がありません。

その点セサミンは、ほかの抗酸化成分とは異なります。なぜなら肝臓までしっかり届いて初めて、強い抗酸化力を発揮するからです。

このことは、サントリーが約30年間、大学と共同研究を重ねた結果、論拠を裏付けるデータも数多く出ています。これが、数ある抗酸化成分の中でも、セサミンが特に抗酸化力に優れる理由です。

セサミンを摂り続けることで「老けにくいカラダ」に

セサミンの持つ特徴がイメージできましたか?

前述通り、セサミンを摂れば40代以降急激に低下していく抗酸化力を高め、カラダの酸化を防ぐことができます。

しかも、セサミンには、カラダそのものを酸化しにくくするといったことにつながる働きがあることも確認されています。

事実、健康な40~60代を対象に、セサミン入りカプセルを摂り続けてもらったところ、4週間で酸化耐性の向上を確認できた研究結果も存在します。これはカラダが酸化しにくくなったことを示しています。

毎日呼吸するだけでも進んでいく老化。しかも、40代から急激に進んでいきます。

だからこそ、決して放置することなく、抗酸化成分をしっかり摂取し、対策をしていくことが大変重要です。

40代以降は抗酸化力を補える抗酸化成分の摂取が大切です。

セサミンのエイジングに対して期待できる効果

そんなセサミンですが、セサミンの持つ「エイジング効果」は、これまで多くの人を、若返りに導いてきました。

ここでは、セサミンを通じて研究結果から明らかになったエイジングの事例を3つご紹介します。

1. 肌に対する効果

ほうれい線やシミ、シワなど、外見に出てくる肌の変化。年齢を重ねるごとに、気になることも多くなってきたのではないでしょうか?

そもそも、ほうれい線やシミ、シワといった肌の老化は、「肌細胞の酸化」によって生じます。

前述通り、酸化を防ぐ作用を持つセサミン。実は紫外線ダメージから肌を保護する役割も持ちます。

酸化の原因物質が発生!セサミンによって保護される肌細胞

肌細胞を酸化させる物質が発生したとしても、セサミンを摂ることで、肌細胞の酸化を防ぐことが可能です。結果、肌のたるみ、しわ、しみといった悩みも解決し、若々しく、みずみずしい肌を期待することができます。

「最近、ほうれい線やシミが増えてきた...。」

そんな場合こそ、セサミンのエイジングに対して期待できる効果が発揮される瞬間です!

2. 疲労感の改善効果

「なんだか最近疲れが取れない...」
「カラダがだるい感じがする...」

こういった疲労感にも、セサミンは効果を発揮します。

そもそも疲労感が出てしまう一因は、体の酸化にあると言われています。

前述通り、セサミンは酸化に対して有効。疲労感を生み出す酸化に対しても、セサミンの抗酸化力が作用し、4週間で疲労感の改善を確認することができた研究結果も存在します。

4週間で疲れに関わる数値の減少を確認しました。

セサミンを摂れば、疲労感の改善もできるのです!

3. 悪玉コレステロールに対する効果

動脈硬化や心筋梗塞の一因にもなる悪玉コレステロールですが、いつまでも若々しく、健康でいるためには減らしていきたいですよね。

悪玉コレステロールの大半は「肝臓」で作られます。セサミンは、悪玉コレステロールが作られる肝臓を保護する働きも担います。

事実、セサミンとビタミンEを併用することで、肝臓が保護され、血中の悪玉コレステロール値の上昇を抑えることが確認できた研究結果も存在します。

セサミンが肝臓を保護することで、悪玉の数値が減少

脂っこい食事をついつい食べてしまいがちな人ほど、悪玉コレステロールは溜まりやすいです。

そういった方こそ、セサミンで悪玉コレステロール対策をし、体の内側からきれいになることがおすすめです。

このように、セサミンは体の外側はもちろん、内側からも、エイジング効果が期待できます。

古くから美と健康の象徴だった?セサミン(ゴマ)の歴史

述べてきた通り、セサミンは様々な研究を通じて、エイジングを含む健康効果が期待できる成分として認められてきました。

ですが、歴史をもっと遡ると、セサミンは遥か古代から「美と健康の象徴」だったんですよね。

ゴマの原産地はアフリカのサバンナと言われています。アフリカのサバンナで生まれたゴマは、エジプトで栽培され、トルコからインドに、そして中国、日本へと広まっていきました。

アフリカでのゴマの誕生はなんと5000年以上前。紀元前の頃から、ゴマは既に人々に知られ、利用されていたのです。

クレオパトラも美のためにセサミン(ゴマ)を愛用

エジプトの女王、世界三大美女と言われるクレオパトラ。クレオパトラもゴマの魅力に惹かれ、愛用をしていました。

クレオパトラはゴマの美の力に注目し、ゴマを取り寄せては種子を食べたり、ゴマ油を全身に塗っていたようです。

美の象徴とも言えるクレオパトラも、美のためにゴマを愛用していた一人だったのですね。

また、今から約600年前のアフリカのサバンナでは、ゴマは栄養成分の高さから「不老長寿の薬」とも呼ばれていました。その価値は金に匹敵し、ゴマ1粒が牛一頭分に相当するとまで言われていたそうです。

このように、紀元前のクレオパトラから近代に至るまで、ゴマは美と健康のために愛用され、重宝されていました。

食用だけでなく、様々な健康用途で利用されていた

ゴマは食用だけでなく、医療用、薬用、化粧用などでも利用されていました。

例えば、古代エジプトでは、ゴマ油は薬用としても利用されていました。ハチミツとゴマ油を混ぜた酸化に強い液体を使い、ミイラを保存するための防腐剤としても利用していたそうです。

また紀元前の中国においても、ゴマは健康用途で利用されていました。世界最古の医薬書「神農本草経」では、黒ゴマを「不老不死の妙薬」として扱っていたそうです。

このように、セサミンについて様々な研究結果が生まれた直近30年より遥か古来から、「美」や「健康」など様々なシーンで、ゴマは利用されていたのです。

以上が、セサミン(ゴマ)の歴史です。

まとめ

セサミンはゴマに含まれる稀少成分であり、老化を抑える抗酸化力が特徴

他の抗酸化成分と異なり、肝臓までしっかり届いて酸化を防ぐ

美肌効果や疲労改善など、エイジングが期待できる働きをもつ

クレオパトラを始め、古くから美と健康の用途で重宝されていた

取材・文 GOOD AGING LABO 編集部

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