suntory サイトマップ

ずっとイキイキ「セルフケア」

イスに腰掛けたままでOK!つらい「首こり」をほぐすストレッチ

監修:トレーナー
坂詰真二

首や肩のひどいこりは、頭痛まで引き起こしてしまうものです。ひどいこりをほぐすには、血流を促すことが改善への第一歩。そこで今回は、自宅やオフィスでイスに座ったままできるストレッチをご紹介します。

頭痛にもつながってしまう「首こり」

スマホの見過ぎで下を向く姿勢が長く続くと、首が疲れてしまうものです。さらに眼精疲労が重なり、頭痛を引き起こしてしまうことも。頭痛の大半は、首や頭の緊張によって起こるといわれています。

首のこりの要因は姿勢だけではありません。たとえば女性の場合、男性と比較して筋肉が少ないため、頭の重さによって首がこってしまうことがあります。

ご紹介するストレッチは、次のような方におすすめです。

  • ◇ふだんから首や肩の強いこりを自覚している
  • ◇スマホやテレビなどの見過ぎで姿勢が悪い
  • ◇目を酷使していて頭痛に悩んでいる

首こりをほぐすストレッチのポイントは、筋肉の収縮をくり返す「動的ストレッチ」で血流を促したあと、「静的ストレッチ」で筋肉の緊張をゆるめることです。首の周辺はデリケートな部位でもあるため、ゆっくりと動かすようにしてください。

筋肉の収縮をくり返す「動的ストレッチ」から

まず、首の後ろにある「頭半棘筋(とうはんきょくきん)」や「頸板状筋(けいばんじょうきん)」の血行を促進するストレッチを行います。

●イスに座って、ゆっくり首を揺り動かす

イスに深く座り、背もたれに背中をつけて体重を預けます。座面の両端を両手で持ち、頭を前に倒します。息を吸いながらゆっくりと、あごを右肩に近づけるように首を右に振ります。このとき上体は動かさないように。続けて、息を吐きながら元の姿勢に戻り、同じ要領で首を左に振ります。これを10往復行います。

筋肉の緊張をゆるめる「静的ストレッチ」

温まった首の後ろの筋肉を、静的ストレッチで伸ばします。

  1. ①イスに深く座り、両手を頭の後ろで組む

    イスに深く座り、背中を背もたれにつけて体重を預けます。両脚は肩幅くらいに開き、両手は組んで後頭部に置きます。

  2. ②頭を前に倒して、首の後ろを伸ばす

    両わきを閉じたスタイルで、イスの背もたれに背中をつけたまま頭を前に傾けていきます。腕の重さを感じながら首の後ろを伸ばしましょう。10秒キープ×1~3セット行います。

年齢を重ねても若々しさを保つためには、日頃のセルフケアも大切です。毎日の生活のなかで姿勢や生活習慣に気を付けながら、首のこりを感じたときにはストレッチを取り入れてみましょう。

なお、頭痛に悩む場合、なかには命に関わる病的なものもありますので、強い頭痛を感じた場合は、直ちに医師に相談してください。

取材・文 FYTTE 編集部

このページの先頭へ