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第112回 ビタミンCの宝庫 キウイ

KAORU先生 (かおる)先生 野菜・果物研究家、野菜ソムリエ上級プロ

ラジオの報道キャスターを経て、全国で第一号の野菜ソムリエとして活躍。食の情報発信をするほか、イベントや講演活動などを通し“野菜を楽しむライフスタイル”を提案している。飲食店のプロデュースなどにも携わり、近年は日本の食文化の継承のため、地方創生のサポートにも力を注ぐ。著書に『旬の野菜カレンダー』(宝島社)などがある。

正式な名称は「キウイフルーツ」。20世紀になって栽培が始まった新しい果物です。輸入された当初は酸味が強いイメージもありましたが、品種改良が進み、甘みが強い様々な品種も登場。ビタミンCなどが豊富に含まれることから、近年は、美と健康に大切なフルーツとして注目を集めています。

出荷後の追熟により、甘みが増して食べごろに

一年を通して店頭で手軽に買えるのがキウイの魅力。4~12月ごろまではニュージーランド産が、12~4月ごろまでは国産のキウイが出回り、この季節は両方の美味しさに出合えます。

キウイはバナナと同じように出荷後に追熟して甘みを増すのが特徴。芯の上下を指で軽く押し、弾力を感じたら食べごろです。

美と健康に役立つフルーツの優等生

輪切りにすると表れる美しい果肉には、体に大切な栄養がたっぷり含まれています。

中でも、ビタミンCは、大きめなら1個で1日の必要量が補えるほど。ビタミンEも豊富で、同じ抗酸化作用をもつビタミンCとの相乗効果で、活性酸素を抑える働きが期待できます。

ほかにもカリウムや、食物繊維も多く含まれており、健康維持のために積極的に摂りたいフルーツです。

爽やかな酸味と甘みは様々な料理にもマッチ

そのまま半分に切ってスプーンですくっていただくことができますが、キウイの酸味と甘みを調味料のように使うと、いつもの料理が一段と美味しくなります。

コツは、塩味やコクのある素材と合わせること。甘・酸・塩・コクの四つのバランスによる味のハーモニーが生まれます。

簡単にできるのが、すりおろしたキウイの果肉にオリーブオイル、酢、塩などを混ぜたドレッシング。様々な料理に活用でき、中でも冷たいパスタと和えた一皿は絶品です。キウイ料理を春の食卓にとり入れてみませんか。

簡単で新鮮な美味しさ!キウイドレッシング

作り方(2人分)

ボウルに、皮をむいてすりおろしたキウイ果肉(1個分)、エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル(大さじ2)、酢または白ワインビネガー(大さじ1/2)、塩(小さじ1/4)、こしょう(少々)を入れ、よく混ぜ合わせる。

※キウイがやわらかい場合は、皮をむいて輪切りにし、フォークの背でつぶします。
※冷蔵庫で1~2日保存できます。

フルーティーな酸味と甘味がマッチ キウイの冷製パスタ

材料(2人分)
カッペリーニ(細いパスタ)
・・・・・50g
・・・・・適量
キウイドレッシング
・・・・・2人分
キウイ果肉
・・・・・1個分
モッツァレラチーズ
・・・・・50g
生ハム
・・・・・2枚
作り方
(1)
湯を沸かして塩を入れ、カッペリーニをゆでたら氷水にとって冷やし水気を切る。
(2)
ボウルに(1)を入れ、キウイドレッシングで和える。
(3)
(2)を皿に盛り、小さめに切ったキウイとモッツァレラチーズ、手でちぎった生ハムを散らす。

※キウイ果肉は緑色と黄色を合わせてもきれいです。
※お好みで、トマト、アボカド、玉ねぎ、きゅうり、ミントなどをトッピングしても。

キウイドレッシングにプラスaでいつもの料理がワンランクアップ!

同量の大根おろし
ハンバーグ、焼き肉、焼き魚、
魚介類のお刺し身などに
少々の粒マスタード
チキンステーキ、カルパッチョ、
サラダなどに
同量のヨーグルト
サラダなどに
半量ぐらいのはちみつ
ヨーグルト、トーストなどに

*キウイの芯の上下を押して硬い場合には、常温の室内に置いて追熟を。
リンゴなどと一緒にビニール袋に入れておくと追熟が進みます。

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