肌が疲れ気味のこの季節には、
肌が元気になる食材をいただきたいもの。
カレイには、コラーゲンが豊富に含まれており、消化が良くて胃腸にやさしいのも利点。
そのちからを上手に美味しくとり入れましょう。

葉のように薄い姿から漢字で「鰈(カレイ)」とか。マコガレイ、ホシガレイ、ヤナギムシガレイなど種類も多く、旬も様々なので、ほぼ通年で手に入りやすい魚です。
全身をくねらせて泳ぐカレイは、よく動かす上下のひれのつけ根の筋肉が発達しています。いわゆるエンガワと呼ばれる部分で、ぷるぷるとした弾力のある食感は、豊富に含まれるコラーゲンによるもの。また、皮や骨のまわりにもコラーゲンが多く含まれています。
コラーゲンは私たちの体を構成しているタンパク質の一種で、皮膚や骨、腱(けん)、血管などに多く見られます。特に毎日にハリや潤いを与えてくれる、嬉しい美容成分。食品などから積極的に摂ることで、若々しい毎日をサポートしてくれます。

身は脂肪が少なく、良質のタンパク質が豊富。骨や歯に大切なカルシウムやビタミンD、エネルギーの代謝に必要なビタミンB2、神経の働きを支えるビタミンB12、味覚を正常に保つ亜鉛なども含まれています。
消化が良いので、胃腸が弱い人や、夏バテで体力の低下している人にもおすすめです。

カレイの代表的な食べ方に、刺し身や煮付け、唐揚げ、塩焼きなどがありますが、洋風のムニエルにしても美味です。
特におすすめしたいのが、レンコンやトマトなど、ビタミンCが豊富な食材との組み合わせ。美容には不可欠な、コラーゲンの生成をサポートします。
肌の健康のためにも、カレイを食卓にとり入れてみませんか。