老化の原因の一つが、
体内で発生する活性酸素。
そこで、抗酸化成分を含む食品の摂取を。
様々な抗酸化成分の中で、
まず摂りたいのが、セサミンなどを含む
ごまの特有成分ゴマリグナン。
そのちからを日々の食卓に
上手にとり入れましょう。

活性酸素は体内に増え過ぎると、細胞をサビさせて、病気や老化を進めるといわれています。いつも元気で若々しく健康な体を維持するためには、日ごろから栄養バランスの良い食事を心掛けるとともに、活性酸素の害から体を守ってくれる抗酸化成分を含む食品を意識して摂りたいものです。
抗酸化成分にはビタミンA・C・Eやポリフェノールなどがありますが、ごまの特有成分として知られるセサミンなどのゴマリグナンもポリフェノールの仲間。同じくごまに含まれるビタミンEとともに活性酸素の発生を抑え、美容と健康に役立つ働きが期待されます。

料理の素材としても魅力的なごま。硬い外皮で覆われているので、調理の際には、いったり、擦ったり、切ったり、練ったりすることで、小さな一粒に詰まった独特の香ばしい風味と抗酸化成分をより効果的に得ることができます。
また、ごまには生臭さを消す働きもあります。千葉のイワシのごま漬け、福岡のごまサバなどの郷土料理はこうしたちからを利用した好例でしょう。ご家庭でも、青魚の竜田揚げを作る時などにごまをまぶすと風味が加わり、冷めても美味しくいただけます。

ごまは旬の野菜とも好相性。野菜の旨みを引き出し、野菜がもっている抗酸化力と栄養価をさらに高めてくれます。ごま和えが定番ですが、冬は鍋料理もおすすめ。特にペースト状の練りごまは、つけダレに加えたり、スプレッドにしたりなど、様々に活用できます。
ごまを毎日上手に摂って、元気で若々しい体を維持しましょう。