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食のちから第70回 医者も青くなる健康パワー 柿

監修 篠原絵里佳先生

管理栄養士、野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザー
医療機関での月150~200件の栄養相談経験を通して「医×美×食」を融合させた、体の中から健康に美しくなる食情報を発信。講演活動、セミナー講師、雑誌・新聞でのレシピやコラム連載、ラジオなどで幅広く活動中。

古くから詩歌に詠まれ、愛されてきた果実。正岡子規がこよなく愛した果実としても有名ですが、その魅力は美味しさや美しさだけではありません。果物の中でも栄養価はトップクラス。料理素材としても存在感を発揮する健康果実で、元気に冬を迎えましょう。

健康と美容に役立つ成分の宝庫

昔から、「柿が色づくと医者が青くなる」といわれるほど、柿は栄養価が高い果物です。

その理由は、みかん以上に含まれるビタミンCの豊富さ。1個で1日の必要量をほぼまかなえるほどです。β-カロテンも多く、健康にも美容にも嬉しい食材です。

「夏のダメージに役立つ、美容の面でもうれしい果実です」(管理栄養士篠原絵里佳先生)

柿特有の橙色や渋みにも守るちからが

豊富な栄養価に加えて、注目したいのが、鮮やかな橙色の色素成分です。β-カロテンの仲間で強い健康パワーを秘めており、気になる生活習慣や健康維持に役立つといわれています。

また渋みのもとであるタンニンには、気持ちを安らぎ、アルコールの分解を助ける作用があるため、すっきりした朝を迎えたい方におすすめです。

フルーティな美味しさを上手にいただく知恵

柿の上品な甘さや食感は、サラダや和え物にしても美味しく、生ハムで巻いたり、肉料理の付け合わせにしたりして楽しむことができます。

「豚肉やゴマ、オリーブオイルなど、脂肪分の多いものと一緒に食べるとβ-カロテンの吸収が良くなるので、一緒に調理するのもおすすめ。糖度が高いので、すりおろしてドレッシングに使うと、フルーティな甘みが加わり、見た目も鮮やかです」(篠原先生)

旬のちからをしっかり摂って、冬に負けない体を養いましょう。

柿の魅力を秋の食卓に!

柿イメージ

上品な甘みが引き立つ温サラダ 柿と焼き野菜の黒酢和え

材料(2人分)

・・・・・・・・・・・1個
かぶ
・・・・・・・・・・・1個
れんこん
・・・・・・・・・・100g
エキストラ・ヴァージン
・オリーブオイル

・・小さじ2
・・・・・・・・・・小さじ1/3
黒酢
・・・・・・・・・・大さじ1/2

作り方

(1)
柿とかぶはくし形、れんこんは輪切りで、それぞれ1cmの厚さに切る。かぶの葉は4cmの長さに切る。
(2)
フライパンにエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルを熱し、(1)の材料を並べて強火でサッと焼き裏返す。蓋をして弱火で2~3分蒸し焼きにする。
(3)
(2)を器に盛り、塩をふって黒酢をかけ回し、全体を軽く混ぜ合わせる。

果実の甘みがゴマの滋味となじみ、新しい美味しさ 柿と青菜のゴマ和え

材料(2人分)

・・・・・・・・・・1/4個
小松菜
・・・・・・・・60g(2株)
すりゴマ
・・・・・・・・・小さじ2
しょうゆ
・・・・・・・小さじ1と1/2

作り方

(1)
柿は4cmの長さの短冊切りにする。小松菜はさっと茹でて、水気を切り、4cmの長さに切る。
(2)
すりゴマ、しょうゆをよく混ぜ合わせたところに、柿と小松菜を加えてさらに混ぜ合わせる。
※小松菜の代わりに、ほうれん草、春菊、チンゲン菜などでも

とろりとした旨みは野菜や肉にも好相性! 柿ドレッシング

柿(すりおろし大さじ1)、酢(大さじ1)、エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル(大さじ1/2)、塩(小さじ1)をよく混ぜ合わせる。
※材料は2人分です。

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