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食のちから第73回 真っ赤な一粒に健康パワーが凝縮 いちご

監修 金子 祥子先生[野菜ソムリエ・栄養管理士]

「体と心を満たす食事こそ健康への近道」という信念のもと、「体」と「心」2つの側面からアプローチした食情報を発信。無理なく楽しい健康づくりを提案し、特定保健指導やセミナー講師、コラム連載など幅広く活動中。

真っ赤で愛らしい形が目を引くいちご。クリスマスの時季によく見られますが、露地ものが出てくる晩春からが旬。美と健康に大切な成分が豊富なのも魅力です。爽やかな酸味はコンフィチュールにもよく合い、食卓に彩りとヘルシーパワーを運んでくれます。
*コンフィチュールとはフランス語でジャムを表す言葉

江戸時代末期にオランダより伝来

現在栽培されているいちごは江戸末期、長崎に伝えられた「オランダいちご」がルーツ。明治時代にフランスの品種を導入してから品種改良が進み、現在登録されている国産品種は240種以上。最近では、手のひらほどのものや白いいちごなども見られます。

また、あまり知られていませんが、いちごの果肉は果実ではなく、花やめしべがつく「花托」という部分。表面の粒が本当の果実です。

いちごは〝ビタミンCの王様〟

いちごは栄養面でも優等生。ビタミンCは、10粒程度食べれば1日に必要な量をまかなえるほどです。1粒ずつ摂れるので、効率的。

また、色素成分アントシアニンなどのポリフェノール類も豊富で、ビタミンCとも相性の良い成分です。紫外線が強くなるこれからの季節、心強い味方といえるでしょう。

そのほかにも、食物繊維ペクチン、カリウムなどが豊富で、美と健康を後押ししてくれます。

デザートはもちろん魚介や野菜とも好相性

いちごは先端部から熟すため、先端ほど糖度が高くなります。生のままいただく時は、糖度が低いヘタ側から食べ、後に甘味を味わうのが美味しく食べるコツです。爽やかな酸味は、デザートはもちろん、魚介や野菜と合わせても意外な美味しさ。旬の時季、様々な品種を食べ比べ、いちごの新しい魅力に出会ってみませんか。

コンフィチュール 形状を残しつつ、自然の酸味と甘味を凝縮

材料(作りやすい分量)

いちご(小粒のもの)
・・・18粒前後 
レモン汁
・・・・・大さじ1
グラニュー糖
・・・・・50g

作り方

(1)
いちごは洗ってヘタを取り、水気を拭き取る。
(2)
深めの耐熱容器に(1)とAを入れてよく混ぜ、ラップをかけずにそのまま電子レンジ(600W)で2分加熱する。
(3)
細かいアクを取り、大きく混ぜてさらに2分加熱。
少しとろみがついたら粗熱をとり冷蔵庫へ。

※とろみが出ない場合は、さらに1分加熱してください。
※砂糖の分量が少なめですので、3〜4日で食べ切ってください。

デザートに
フレンチトースト、パンケーキ、ヨーグルトのソースに
ドリンクに
牛乳やソーダで割ったり、シャンパンに少量加えても
サラダに
コンフィチュール大さじ2・お好みの酢大さじ1・レモン汁小さじ1でドレッシングに

いちごと鯛のカルパッチョ 甘酸っぱさが、白身魚の風味にマッチ!

材料(2人分)

いちご(小粒のもの)
・・・6~8粒
すし酢
・・・大さじ1/2
はちみつ
・・・・大さじ1/2
レモン汁
・・・・・小さじ1
岩塩(または塩)
・・少々
エキストラ・ヴァージン・
オリーブオイル

・大さじ1/2
鯛(刺身用薄切り)
・・100g
塩(下味用)
・・・・・適宜
ベビーリーフ
・・・・・30g
素焼きアーモンド
・・・・・8粒

作り方

(1)
いちごは洗ってヘタを取り、水気を拭き取る。縦4等分に切り、塩(分量外)を振っておく。
(2)
ボウルにAを入れてよく混ぜる。塩が溶けたらエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルを少しずつ加えながらさらに混ぜ、冷蔵庫でよく冷やす。
(3)
皿に塩で下味をつけた鯛と(1)、ベビーリーフを盛り付ける。粗めに刻んだアーモンドを全体にまぶし、(2)をまわしかける。

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