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食のちから第77回 元気な体をつくる地中海の食の知恵

監修 丸山 久美先生  [料理研究家]

身近な食材を使ったスペイン家庭料理研究家として、雑誌や新聞、講演などで活躍中。スペイン料理教室も主宰している。著書に『家庭で作れるスペイン料理』(河出書房新社)、『10分で「本格タパス」』(講談社)などがある。

暑さで食欲が落ちるこの季節には、地中海式食事法でおなじみのオリーブオイルと、スタミナ野菜の代表格・にんにくが頼もしいちからになります。この二つの食材がたっぷりと摂れるスペインの伝統料理「アヒージョ」で、夏を元気に乗り切りましょう。

美と健康に欠かせないオリーブオイル

健康に良い食事として世界的に知られている地中海式食事法。その料理に欠かせないのがオリーブオイルです。美と健康に大切な栄養や成分を豊富に含み、国境を越えて地中海沿岸地域の人々の健康を支えてきました。

オリーブオイルは、酸化しにくく熱に強いという利点があります。オリーブオイルの生産量が世界一のスペインでは、伝統的にたっぷりのオリーブオイルで煮たり揚げたりする料理が多く、オリーブポリフェノールやオレイン酸などをしっかり摂ることができます。

夏のスタミナを支えてくれる黄金コンビ

オリーブオイルと相性抜群のにんにくには、夏を元気に乗り切るための栄養がたっぷり含まれています。地中海沿岸地域の家庭料理ではよく見られる組み合わせですが、両食材の健康成分が凝縮した「アヒージョ」は、夏のスタミナを支えてくれるタパス(小皿料理)の一つといえるでしょう。

じっくりと熱を加えることで、にんにくの風味と具の旨みが染み込んだオイルは、パンを浸したりパスタをからめたりして、その美味しさと体への恩恵を余すところなくいただきたいものです。

具のバリエーションは多彩 元気が湧いてくる一皿

アヒージョの具材は、えび、たこ、鶏肉、じゃがいも、マッシュルームなどが定番ですが、しらすや穴子、夏野菜などとも好相性。ご家庭の小鍋やフライパンで手軽に作れる点も魅力です。

にんにくの香ばしさで食が進み、元気が出ること請け合いです。オリーブオイルとにんにくパワーで暑気払いしませんか。

血行を促す効果も期待 えびとたこのアヒージョ

材料(2人分)

えび
・・・・・・・・・・・・・6尾
茹でだこの足(一口大に切る)

・・・・・・・・・・・・1本(60g)
エキストラ・ヴァージン
・オリーブオイル

・・1/2カップ
にんにく(薄切り)
・・・・・・・・2片
赤唐辛子(種を取る)
・・・・・・・1本
・・・・・・・・・・・・・少々
イタリアンパセリ(みじん切り)

・・・・・・・・・・・・・適宜

作り方

(1)
えびは殻をむき、背わたを取り除く。
(2)
鍋にエキストラ・ヴァージン・オリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を入れて弱火にかける。
(3)
にんにくが色づいてたらえびを加えて中火に。えびが色づいてきたらたこを加えて混ぜ合わせる。
(4)
えびに火が通ったら、塩とイタリアンパセリを振る。

疲れた時のタンパク質補給に 鶏肉とジャガイモのアヒージョ

材料(2人分)

じゃがいも(乱切り)
・・・・大1個
鶏もも肉(一口大に切る)

・・・・・・・250g
塩・こしょう
・・・・・・・・各適宜
小麦粉
・・・・・・・・・・・・・適宜
エキストラ・ヴァージン
・オリーブオイル

・・大さじ2
にんにく(薄切り)
・・・・・・2~3片
白ワイン
・・・・・・・1/4カップ
イタリアンパセリ(みじん切り)

・・・・・・・・・・・・・適宜

作り方

(1)
じゃがいもを素揚げにして、油を切る(油分量外)。
(2)
鶏肉に塩・こしょうを振り、小麦粉を薄くまぶす。
(3)
フライパンでエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルを温め、鶏肉の全面をこんがりと焼き、色づいてきたらフライパンの端に寄せて、にんにくを炒める。
(4)
にんにくの香りが立ったら、白ワインを加える。蓋をして鶏肉に火が通るまで弱火で5分ほど煮込む。(1)を加えて混ぜ合わせる。
(5)
お好みでこしょうを振り、イタリアンパセリを飾る。

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