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食のちから第82回 青菜のちからをいただく食の知恵 明日葉

 篠原 絵里佳(しのはら えりか)先生 [管理栄養士、野菜ソムリエ、日本抗加齢医学会認定指導士、ベジフルビューティーアドバイザー]

医療機関での月150~200件の栄養相談経験を通して「医×美×食」を融合させた、体の中から健康に美しくなる食情報を発信。講演活動、セミナー講師、雑誌・新聞でのレシピやコラム連載、ラジオなどで幅広く活動中。

「今日摘んでも明日には新しい葉が出てくる」ことから、その名がついたといわれる明日葉(あしたば)。それだけ生命力の強い野菜として知られています。春光の中でぐんぐん育つ旬のこの時季には、豊かな栄養と健康成分が特にぎっしり詰まっています。そのちからを、たっぷりと体に摂り入れましょう。

貝原益軒も注目した日本原産の薬草

明日葉は日本原産の多年草で、温暖な地域の海岸に自生するセリ科の植物。その旺盛な生命力と優れた栄養価は、江戸時代の儒学者・貝原益軒が『大和本草(やまとほんぞう)』の中で、滋養に良い薬草と紹介するなど、古くから広く知られています。

毎日摂りたい緑の野菜力が凝縮

明日葉は、数ある青菜の中でも大変栄養価に優れた野菜。ビタミン・ミネラルがバランス良く含まれ、食物繊維や葉緑素が多いのも特長です。

ビタミンでは、ビタミンB1・B2、ビタミンCやβカロテンが豊富。ミネラルも、現代人に不足しがちなカルシウムやカリウム、鉄などをまとめて補給できます。

新芽が伸びる春先が食べごろ

生命力の強い明日葉は一年中収穫できますが、新芽が伸びる春先は葉も茎もやわらかく、味も香りも豊かです。天ぷらやおひたしなどが定番ですが、ポタージュにすると消化に良く、体も温まります。しかも、栄養も満点。爽やかな香りとやさしい苦味が、体を元気に目覚めさせてくれるようです。

やさしい口当たりで、滋養たっぷり! 明日葉のポタージュ

材料(2人分)

明日葉
・・・・・・・・・・2本(約30g)
玉ねぎ
・・・・・・・・・・・・・1/4個
じゃがいも
・・・中1個(約100〜120g)
エキストラ・ヴァージン・
オリーブオイル

・・・小さじ2
バター
・・・・・・・・・・・・8g
・・・・・・・・・・・・150cc
牛乳
・・・・・・・・・・・150cc
顆粒コンソメ
・・・・・・・・・小さじ1
塩・こしょう
・・・・・・・・・・少々

作り方

(1)
明日葉は30秒ほどゆでて水にさらし、水気を切って5cmほどに切る。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにし、じゃがいもは皮をむいて一口大に切る。
(2)
鍋にエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルとバターを熱して玉ねぎを炒め、しんなりしてきたらじゃがいもを加えてサッと炒める。
(3)
鍋に水を加えて沸騰したらふたをし、弱火でじゃがいもがやわらかくなるまで煮て、粗熱を取る。
(4)
(3)に明日葉と牛乳を加えてミキサーにかけ、鍋に戻して顆粒コンソメを加えてかき混ぜながら温める。塩・こしょうで味を調えて器に盛る。

※ 仕上げにお好みでエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルをかけても美味です。
※ 明日葉は、春菊、ほうれん草、小松菜でも代用できます。(分量やゆで方は明日葉と同様です)

ゴマのコクと健康成分をプラス 明日葉のナムル

(1)
明日葉6本(約100g)を1分ほどゆでて水にさらし、水気を切って4cmほどに切る。
(2)
にんじん(約20g)を4cmほどの千切りにし、1分ほどゆでて水気を切る。
(3)
すりゴマ(大さじ1)、ゴマ油(大さじ1)、塩(小さじ1/3)、おろしにんにく(小さじ1/2)、しょうゆ(少々)をよく混ぜ合わせ、(1)(2)と和えて器に盛る。

※ 材料は4人分です。

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