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食のちから 第94回 初夏にうれしい風味と効用 新しょうが

監修 検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)先生 料理研究家・管理栄養士

赤堀栄養専門学校卒業。和をベースにした飽きのこない味に、新しいアイデアをプラスしたレシピが好評。『「塩分0g」の満足ごはん』『朝つめるだけ! スープジャーのサラダ弁当』(ともに青春出版社)、『体を整える常備菜』(学研パブリッシング)など著書多数。

初夏に多く出回る「新しょうが」は、さわやかな風味とシャキッとした食感が魅力。繊維がやわらかいので、そのままいただくことができます。辛味には、食欲を増進し健康的な毎日をサポートする働きがあり、夏を元気に乗り切るためにもぜひ活用したい食材です。

さわやかな初夏の風物詩

しょうがといえば、一年中出回る黄色い「ひねしょうが」がおなじみ。成長したものを秋口に収穫し、貯蔵してから出荷しますが、若いうちに収穫し、すぐに出荷するのが「新しょうが」です。

生育期間が短いため色が白く、茎のつけ根が薄紅色なのが特徴。水分が多いのでみずみずしく、辛味も穏やかです。

調味のアクセントや料理の素材としても

新しょうがは鮮度が落ちやすいので、保存がきく「甘酢漬け」にするのがおすすめ。

甘酢漬けは、そのまま食べるだけでなく、料理の素材としてもいろいろ活用できます。マヨネーズやポン酢しょうゆ、ソース、みそなどに刻んで混ぜると味のアクセントに。油とも相性がいいので、炒め物に加えてもいいでしょう。

選ぶ時は、重みがあり、節の間隔が均一なものを。薄紅色の部分を一緒に漬け込むと、淡いピンク色に染まり、見た目も華やかです。

しょうがの辛味成分や香り成分には、アクティブな毎日をサポートする働きがありバテやすい季節にはぴったりの食材です。

すがすがしい辛さで、夏に向かう元気を後押ししてくれる新しょうがを、食卓に取り入れてみませんか。

口当たりが良く、夏バテにおすすめ!新しょうが甘酢漬け

材料(作りやすい分量)

新しょうが
・・・・・100g

甘酢

米酢
・・・・・100ml
砂糖
・・・・・大さじ2
・・・・・小さじ1/2

作り方

(1)
新しょうがはよく洗って薄切りにする。鍋に湯を沸かし、切ったしょうがを10~20秒ゆでる。
(2)
ゆでたしょうがをざるにとってしっかり湯を切り、熱いうちに、合わせておいた甘酢に漬ける。

※辛味はありますが、2~3時間後から食べられ、熱湯消毒した保存瓶で密封すると、冷蔵庫で約3カ月保存できます。

新しょうが甘酢漬けのアレンジレシピ

豚バラときゅうりの甘酢しょうが炒め

材料(2人分)

豚バラ肉(薄切り)
・・・・・150g
きゅうり
・・・・・2本
塩・こしょう
・・・・・各少々
新しょうが甘酢漬け
・・・・・30g
甘酢漬けの汁
・・・・・大さじ3
しょうゆ
・・・・・大さじ1/2
ゴマ油
・・・・・小さじ1

作り方

(1)
豚肉は4~5cm幅に切る。きゅうりは縞目(しまめ)に皮をむいて長めの乱切りにする。塩(小さじ1/2)を振り、しんなりしたらサッと洗って水気をしぼる。
(2)
フライパンを中火で熱し、豚肉を炒める。脂が溶け出て肉がカリッとしたら、脂を捨てて塩・こしょうをする。
(3)
強火にし、きゅうり、新しょうが甘酢漬けと漬け汁を加えて炒め合わせ、しょうゆとゴマ油を加えて出来上がり。

お湯で割っても、炭酸で割っても ジンジャーシロップ

  • 新しょうが(100g)は3~4mm角に切り、清潔な保存瓶に入れる。
  • 黒砂糖(粉末50g)を加えて混ぜ、黒砂糖が溶けたら黒酢(50ml)を注ぐ。2~3日おいてなじんだら出来上がり。

※材料は作りやすい分量です。冷蔵庫で約2週間保存できます。