初夏に多く出回る「新しょうが」は、さわやかな風味とシャキッとした食感が魅力。繊維がやわらかいので、そのままいただくことができます。辛味には、食欲を増進し健康的な毎日をサポートする働きがあり、夏を元気に乗り切るためにもぜひ活用したい食材です。

しょうがといえば、一年中出回る黄色い「ひねしょうが」がおなじみ。成長したものを秋口に収穫し、貯蔵してから出荷しますが、若いうちに収穫し、すぐに出荷するのが「新しょうが」です。
生育期間が短いため色が白く、茎のつけ根が薄紅色なのが特徴。水分が多いのでみずみずしく、辛味も穏やかです。

新しょうがは鮮度が落ちやすいので、保存がきく「甘酢漬け」にするのがおすすめ。
甘酢漬けは、そのまま食べるだけでなく、料理の素材としてもいろいろ活用できます。マヨネーズやポン酢しょうゆ、ソース、みそなどに刻んで混ぜると味のアクセントに。油とも相性がいいので、炒め物に加えてもいいでしょう。
選ぶ時は、重みがあり、節の間隔が均一なものを。薄紅色の部分を一緒に漬け込むと、淡いピンク色に染まり、見た目も華やかです。
しょうがの辛味成分や香り成分には、アクティブな毎日をサポートする働きがありバテやすい季節にはぴったりの食材です。
すがすがしい辛さで、夏に向かう元気を後押ししてくれる新しょうがを、食卓に取り入れてみませんか。