ウエルネス料理1 畑の食材 ヨーロッパの爽やかな香りが訪れる。 ホワイトアスパラガスのポタージュ

アスパラガスの原産は南ヨーロッパで、和名はオランダキジカクシといいます。日本へは、なんと江戸時代に伝来。
でも実際に栽培され、食卓にのぼるようになったのは昭和になってからで、江戸時代には観賞用だったそうです。
ホワイトアスパラガスのポタージュは、シャキシャキとした食感を楽しむというより「香り」を楽しむ料理といえます。
また、この料理が作られるようになったのはごく最近らしいのですが、今回のレシピは諸戸オリジナルといえます。
その繊細な舌触りと、馥郁(ふくいく)たる香りを堪能できる、新しいジャンルのポタージュといえるでしょう。

自然の恵みがつまった ホワイトアスパラガス

ホワイトアスパラガスの写真。

ホワイトアスパラガスは、フランスのロワール産がとても有名で「高貴な春野菜」と呼ばれ、古くから珍重されてきました。その特有の甘みとほろ苦さが、ヨーロッパの人々を魅了するのかもしれません。白いアスパラガスは盛り土の中で育て、日光に当たらないうちに収穫します。日光に当てて育てるとグリーンアスパラガスになります。これからは北海道産がおいしくなる季節です。

栄養
ビタミンB1、B2、C、E、カリウム、アスパラギン酸、ルチンなどを含んでいます。
体を元気にさせるには最適の野菜です。
選び方
茎が太く真っすぐに伸び、穂先がピンとしていて、固く締まり、切り口が変色していないこと。
表面が乾いていないみずみずしいものを選びましょう。

大地の栄養たっぷり 新玉ネギ

新玉ネギの写真。

新玉ネギは皮が柔らかく、みずみずしく、甘みがあり、辛みも少ないので生食に向いています。日本の産地といえば北海道が有名ですが、淡路島のものも特産品になっています。早採れでは佐賀県も有名です。

栄養
新玉ネギはビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄などを含んでいます。
辛みのもとになる硫化アリル(アリシン)は元気成分ともいわれますが、
熱に弱いので生で食べるのがおすすめです。
ただし、硫化アリルは水溶性のため、水に長時間さらしすぎないように注意してください。
選び方
新玉ネギは、表面にツヤがあり、ずっしりと重いものを選びましょう。
通年出回っている玉ネギの場合は、これらに加えて表面がしっかり乾燥していることもポイントになります。

その他の材料

その他の材料の写真。

無塩バター、牛乳、レモン、エキストラヴァージンオリーブオイル、塩、白コショウ

牛乳は成分無調整のものを使用したほうが、料理が出来上がったときにコクがあってクリーミーに仕上がります。

諸戸 圭がこの料理を選んだ理由!

ホワイトアスパラガスのスタンダードな食べ方としては、ゆでたものに卵のソースをかけたり、ポーチドエッグ(酢を混ぜたお湯の中に割った卵を落とし、半熟にしたもの)をのせて食べるのが一般的です。これはホワイトアスパラガスの繊維、つまり食感を楽しむ料理法。今回はこの食材を使い、普段とは違う調理をしてみたいと思いました。
私はもともと野菜をスープにするのが大好きなんです。そこでホワイトアスパラガスを使ってポタージュにしたらおいしいかも…と思い、『ウエルネス料理』の畑の食材メニューとして作ってみました。口に入れた瞬間とても鮮烈な「香り」と、ほのかな「甘み」がふわ~っと広がります。ヨーロッパの高貴な野菜として有名なホワイトアスパラガスの新たな一面を楽しめる料理になっていると思います。
いまの時季は国産品も豊富に出てくるので、ぜひこの風味を自宅で作って食べてみてください!

諸戸 圭
では、さっそく作ってみましょう
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