ウエルネス料理2 海の食材 淡いピンクの桜鯛が季節の風味を告げる。 アクアパッツァ

魚介の豊富な南イタリアの郷土料理であるアクアパッツァは、
もともとは漁師が船上で調理していたのが始まりだと伝えられています。
名前の由来は「アクア=水」「パッツァ=暴れる」という語源からきているようです。
ほかには、漁師が船の上で作るので、鍋の中が揺れて魚が暴れる様子からとか、
沸騰したお湯で煮ることに由来しているという説も。
またアクアは水ですがパッツァには「不思議」という意味もあり、
ブイヨンも使わない水炊きがなぜこれほどまでにおいしく出来上がるのか不思議であるという話など、
いろいろと伝えられています。

大海原という自然が育んだ 桜鯛

桜鯛の写真。

真鯛イコール桜鯛ということをご存じでしたか。桜の花が盛りになるころ、産卵のため内湾の浅瀬に現れよく捕れるところから桜鯛と呼ばれ、特に瀬戸内海沿岸では真鯛を桜鯛と呼ぶことが多いそうです。別名として花見鯛などと呼ぶ地域もあります。旬は4~6月なのでまさに一番おいしい時季といえます。

栄養
特徴は高タンパク低脂肪。さらにイノシン酸やビタミンB1が多く含まれています。
元気をとり入れるにはとても優れた食材です。
選び方
今が旬な鯛ですから少し頑張って天然物を選んでください。
養殖物は日に焼けており背中が黒っぽく、尾ビレが傷んでいることが多いので尾ビレをよく見て選んでください。
天然物は目が澄んでいて、うろこのピンク色も鮮やか。全体に張りのあるものを選ぶことがポイントです。

その他の材料

その他の材料の写真。

あさり、フェンネル、ニンニク、プチトマト、イタリアンパセリ(みじん切り)、塩漬けケイパー、黒オリーブ、オリーブオイル、塩、白コショウ、薄力粉

あさりやプチトマトなど、旬の食材をたくさん使います。フェンネルの爽やかな香りも新鮮です。

諸戸 圭がこの料理を選んだ理由!

皆さんはアクアパッツァという料理の名前をなんとなく知っていると思います。でも、これはレストランで食べるもので、家ではとても作れない…と思っている方が多いのではないでしょうか。でもそれは誤解なんです。
名前だけ聞くと難しいイタリア料理を連想しますが、基本は魚をフライパンで炒めて、野菜を入れて煮込むだけのシンプルな料理で、どのご家庭でも作れる一品です。
いまは桜鯛が旬なので、格別においしく召し上がれるのではないでしょうか。またフェンネルやプチトマト、イタリアンパセリなど、風味豊かな野菜もたくさんとり入れられます。お皿に盛り付けした瞬間に季節の「香り」が漂います。ぜひご自宅でお作りになって、ご賞味ください!

諸戸 圭
では、さっそく作ってみましょう
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