ウエルネス料理4 旬の果物 チーズとベリーの淡い甘さにとろける。 羊乳チーズ“ブロッチュ”とベリーのデザート

ブロッチュの産地は地中海に浮かぶ美しい島、南の楽園コルシカ島です。
作りたてのフレッシュタイプのブロッチュは大変おいしく、ナポレオンの母親は
「作りたてのおいしさは何物にも変えられない」と、コルシカの山羊をわざわざパリに取り寄せて
ブロッチュを作らせたというエピソードが残っています。
しかもこのブロッチュ、春の新鮮な草を食べていた羊と、
冬の干し草を食べていた羊から搾乳して作ったものでは、味が違います。
緑豊かな草を食べていた羊のブロッチュは、草原に吹く風のように爽やかな風味が味わえます。

南の楽園が産み出した ブロッチュ

ブロッチュの写真。

羊乳チーズのブロッチュは、チーズを作った後に残るホエー(乳清)で作られる副産物的なチーズ。
ホエーを温めミルクを足し、かき混ぜながら加熱すると上に白い固まりが浮かんできます。
これをすくって水切りザルに入れて、出来上がったものがブロッチュで、熟成させるチーズと違い、サッパリとした味を楽しめるナチュラルチーズです。

栄養
チーズはタンパク質やカルシウム、ビタミンA、B群を多く含んでいます。
ブロッチュは低脂肪で高タンパク、しかもクセのないチーズなのでその風味は格別です。
選び方
ブロッチュは水分の多いタイプ、少ないタイプが選べます。
柔らかめの食感を楽しみたいときは、水分の多いものを選んで水切りすると、お好みの柔らかさで召し上がれます。

イチゴとベリー類

イチゴとベリー類の写真。

今が旬のイチゴとベリー類はまさに体を生き生きさせる果実といえます。
ブルーベリーはアメリカにとって「先祖の命を救った」と言われるほどの果物。開拓当時、多くの苦難を乗り越えられたのは、現地の人から与えられ、作り方を教えられたブルーベリーの乾燥果実やシロップ、ケーキのおかげだったといわれています。

栄養
イチゴにはビタミンCにポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富。
ブルーベリーにはビタミンE、アントシアニンが多く含まれており肌を美しくするそうです。
ラズベリーはアントシアニン、カリウム、葉酸を多く含み、抗酸化作用も期待されています。
選び方
イチゴは果皮のツブツブがクッキリしていて、へたが緑でピンとし、表面に傷がなく、ツヤのあるもの。
ブルーベリーは皮の色が濃く、鮮やかな青紫色で、果皮にハリがあり、大粒で白い粉(ブルーム)がついているもの。
ラズベリーは色が濃くて、ハリがあり重みのあるものを選ぶと良いでしょう。

その他の材料

その他の材料の写真。

生クリーム、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、レモン汁、三温糖、クレーム ド フランボワーズ、スペアミント

旬の果物がたくさん入る、大人のデザート。
あまり甘くないので、食後酒のおつまみにもなります。

諸戸 圭がこの料理を選んだ理由!

最後のデザートはブロッチュ(羊乳)を使ったメニューにしようと思っていました。
ブロッチュは容器から出して、甘いブルーベリーソースをかけただけで食べてもおいしいフレッシュチーズです。これを旬の果実と組み合わせたら、さぞかしおいしいだろうと思い作ってみました。
あまり甘くないので、食後酒の一品としても召し上がれる大人の味に仕上げています。チーズのサッパリ感とフルーツソースの新鮮なコラボレーションをご堪能ください。あっという間にできるので、ご家庭でも簡単に作れますよ!

諸戸 圭
では、さっそく作ってみましょう
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