ダイエット情報館

ダイエットのための「カラダ」と「栄養学」基礎 賢くやせ、気持ちよく生きるための「大人の食育」

本当に悪者?!「脂肪」とは ~脂肪はなぜ必要か~

甘くてコクのあるものほど美味しく感じられてしまうことがあるのはなぜでしょうか?それはカラダが糖分や脂肪を欲しているからです。気持ちは決して欲していないのに、私たちの本能が要求してしまうのです。糖分や脂肪は、生きるために極めて重要な、もっとも基本的な栄養素です。しかし人類の長い歴史の中で、その極めて重要な栄養素がそうふんだんにあった時代はほとんどありませんでした。

有史以前、人類は長いこと「狩り」をして食べ物を得ていました。毎日きまって獲物がとれるわけではない不安定な生活をしていた彼らにとって、食べたものを「たくわえる」という機能を身に付けることはきわめて重要なことでした。しかも、脂肪は1gで9kcalものエネルギーをつくり出すことのできる、たいへん効率のよい燃料です。炭水化物やたんぱく質で同じ9kcalのエネルギーをつくろうとしたら、その2倍以上の量が必要であり、最も少ない量で大きなエネルギーを生み出してくれる脂肪は、身につけて持ち歩くにも"もってこい"の、コンパクトな燃料だったといえます。農耕文化が発達して食糧を安定的に得られるようになったのは、もっとずっと後になってからのことです。私たちのカラダはその長い歴史を覚えていて、今は食べるものにこと欠かず美味しいものがいっぱいあふれているこの国に生きていても、本能的に脂肪を求め、たくわえてしまうのです。そして今や国民の4人に1人*が「肥満」という事態に悩む、たいへん贅沢な国になってしまいました。

脂肪は今も昔も変わらず大切なもの。でも現代ニッポンに合った正しい付き合い方をするために、まずはその姿と役割を、詳しく知ることからはじめましょう。

*平成17年国民栄養調査 (BMI≧25 15歳以上)

ページトップへ