………………………………………………………………………………………………    2018年7月27日更新

57 enherbハーバルセラピスト 杉山加代子のハーブ産地探訪記-熊本・南阿蘇村 前編-

ハーブの知られざる魅力や楽しみ方をご紹介する「ハーブズコラム」。
今回は、enherbハーバルセラピスト 杉山加代子がレポートする「ハーブ産地探訪記」の第3弾。日本のハーブ産地をご紹介いたします。

私が訪れたのは、世界一のカルデラの豊かな緑に囲まれた熊本県・南阿蘇村。肥沃な大地と豊かな水、清々しい空気に恵まれた大自然は、ハーブづくりには絶好のロケーション。フレッシュで香り高いハーブが育つと確信したenherbでは、南阿蘇村で10年以上ハーブづくりを続けている農園様と協業し、国産ハーブの栽培、収穫に取り組んでいます。

南阿蘇村の大自然のなか、いきいきと育つ南阿蘇村ハーブの魅力や、フレッシュなハーブの楽しみ方を2回にわたってお届けします。

元気いっぱいにハーブが育つ世界最大級のカルデラ大地

「カルデラ大地」のイメージ画像 ハーブ農園のある南阿蘇村は、阿蘇五岳を中心とする世界最大級のカルデラと外輪山で形成された豊かな自然環境に恵まれた魅力あふれる地域。
水の生まれる里としても有名で、11もの水源が点在しています。なかでも、日本名水百選にも選ばれたという「白川水源」では、毎分60トンもの湧水が地底の砂とともに、勢いよく湧き上がる様子を見ることができます。

「清らかな水の音」のイメージ画像

絶え間なく湧き出る清らかな水の音がさらさらと響きわたります。

「農園近くの湧水」のイメージ画像

農園近くの湧水!幾層もの地層を通り抜けて豊富なミネラル成分が溶け込んでいます。

「ジョウカイボン」のイメージ画像

ホタルの仲間「ジョウカイボン」。
水も空気もきれいな農園では
虫たちも元気です!

「ハーブ農園」のイメージ画像 こちらの農園では、高冷地特有の朝夕の寒暖差、ミネラル成分たっぷりの湧水や土、これらの気候風土の特徴に加え、農薬や化学肥料をいっさい使わない方法でハーブを育てています。土地もあまり耕さず、水やりと手入れはほんのちょっとだけ。自然サイクルのなかで育つハーブは、とても力強く、香りも風味も格別です!

希少な和ハーブ 今が旬の「日本ハッカ」

摘みたての日本ハッカは、本当にいい香り。自然と笑顔になり、呼吸がス~っと深くなります。 農園には20種類を超えるハーブが栽培されていて、あたりはハーブの香りに包まれています。なかでも、ひときわ私の嗅覚を刺激したのは、今まさに旬を迎えている「日本ハッカ」。畑のなかにいると、さわやかな空気に包まれてとってもいい気分です。

ここで栽培されているのは「ホクト」という品種。日本ハッカのなかでも少し甘みがあり、清涼感のある香りと後味のバランスがとても良いハーブ。乾燥したものをハーブティーとしてそのまま飲んでも、緑茶や紅茶にブレンドしてもOK!暑さで高ぶった心とからだを穏やかに鎮めてくれます。

また、日本ハッカはミント類のなかでもメントールの量が多く、その精油は清涼感が抜群!思考をクリアにして、ひらめきをサポートしてくれるような香りです。

フレッシュハーブを味わう シンプルレシピ

今回は、農園の皆さんが収穫作業の休憩タイムに飲んでいた「ハーブフレーバーウォーター」からヒントを得たレシピを伝授。

「ハーブフレーバーウォーター」のイメージ画像 ハーブティーやアクセントハーブとして使われることが一般的なミントですが、相性のいいレモンと合わせたフレーバーウォーターは、よく冷えた天然水に清々しい香りと酸味が加わり、暑い夏のクールダウンにぴったり!
ノーワックスの国産レモンの輪切りを2、3枚、スーパーなどで手軽に手に入るミントを5本程度ポットに入れ、そこにミネラルウォーターを加えて30分程度冷蔵庫で冷やせば出来あがり。氷を入れてもOKです!

輪切りのレモンと青々としたミントの葉は見た目にも涼やか。おもてなしや目覚めの一杯として、ぜひご自宅でお試しください!

※写真のポット容量は1.2Lです。
※フレッシュのハーブなので、あまり長時間保存せず、早めに飲み切ることをおすすめします。

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ウエルネスライフマガジン 2018年7月号掲載分

今月のピックアップハーブ
コリアンダーシード 学名:Coriandrum sativum / 科名:セリ科 / 和名:ー / 部位:種子
コリアンダーシード
「今日は食べるぞ!」というとき、ムカムカをなんとかしたいときに
エスニック料理に欠かせないコリアンダー。タイでは「パクチー」、中国では「香草(シャンツァイ」の名で親しまれているハーブです。古代エジプト時代、ローマ人によってイギリスやフランスに持ち込まれ世界中に広まったとされています。料理には葉も種子も使われますが、「今日は食べるぞ!」という時の食前食後や、食べ過ぎてしまった時の不快感をなんとかしたい時には、種子を使ったティーがおすすめ。ほのかにスパイシーでフルーティーな風味が、からだのなかからすっきり感をもたらしてくれます。

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