………………………………………………………………………………………………    2018年8月31日更新

58 enherbハーバルセラピスト杉山加代子のハーブ産地探訪記-熊本・南阿蘇村 後編-

ハーブの知られざる魅力や楽しみ方をご紹介する「ハーブズコラム」。
前回に続き、enherb ハーバルセラピスト 杉山加代子のハーブ産地探訪記・後編をお届けいたします。

訪れているのは、enherbが契約しているハーブ農園がある熊本県・南阿蘇村。今回は、雄大な南阿蘇の大自然の中で育ったハーブが、どのようにハーブティー(ドライハーブ)になるのか、その工程をご紹介いたします。

「レモングラス」がハーブティーになるまで

今回は、南阿蘇村のハーブ農園の皆さんにご協力をいただき、収穫期を迎えているレモングラスを使って、その工程を見学させていただきました。

収穫、選別、洗浄、カット…普段はなかなか見ることのできない、人の手でひとつひとつ丁寧に行われるその様子をレポートします。

「レモングラス」がハーブティーになるまでの過程 こんなにたくさんのレモングラス!こちらの農園では、機械は使わずにすべて人の手で収穫しています!

<収穫>
「機械」と「人の手」では、収穫後のハーブの香りが全然違うのだとか。
それにしてもこの作業、本当に大変です。

<洗浄選別>
収穫したレモングラスを洗浄。洗いながらひとつひとつ丁寧に選別していきます。きれいになったレモングラスは、シャキっとして一段と元気になったように見えました。これも、ミネラル成分をたっぷり含んだ南阿蘇の湧水のおかげなのかもしれません!

<カット>
次は、きれいなったレモングラスをカット。こちらの農園では、カットもすべて手作業。気が遠くなるような作業ですが、たくさんのレモングラスを手際よくサクッサクッ!あたりは爽やかなレモングラスの香りに包まれています。

<乾燥>
カットしたレモングラスを大きなトレイの上に均一に広げ、いざ乾燥機の中へ。乾燥する時間や温度はハーブによって違いますが、レモングラスは1.5日から2日の間、40℃の熱でじっくりと乾燥させます。

<乾燥後>
乾燥したレモングラスは、乾燥前と変わらずスーっと爽やか!乾燥することで、フレッシュな香りと美味しさをギュッと閉じ込めます。これで、ハーブティー(ドライハーブ)の出来上がりです。

自然の恵み、時間、つくり手の方たちの想いがひとつになって作られているハーブティー。これからのハーブティーの味わい方が変わりそうです。

夏のココロとカラダをいたわるハーブ「レモングラス」

澄んだ空気とミネラル豊富な湧き水、肥沃な大地の恩恵を受けて育った南阿蘇のレモングラスは、ティーにしたときの香りが格別!レモンによく似た爽やかな香り、さっぱりとした草のような味わいは、からだの中が浄化されていくような感覚でした。

爽やかな香りのレモングラスティーは、暑い夏にもぴったり。ココロもカラダもリフレッシュできるハーブティーです。

「レモングラスティー」のイメージ画像 ティーカップ1杯(約150~180ml)には、ドライのレモングラスを大さじすりきり1杯が目安です。茶葉を入れたティーポットに95~98℃のお湯を注ぎ、3分間程度抽出します。最後に、フィルターを軽く揺らしてハーブの成分を余すところなく抽出しましょう。

食後はもちろんのこと、気分がスッキリしないときや仕事や勉強に集中したいときにも適しています。アイスティーにして飲みたい時は、濃い目に抽出して氷を入れればOK。
ぜひ、レモングラスのパワーを借りて、暑い夏を元気にお過ごしください。

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ウエルネスライフマガジン 2018年8月号掲載分

今月のピックアップハーブ
レモンバーベナ 学名:Aloysia triphylla / 科名:クマツヅラ科 / 和名:コウスイボク(香水木) / 部位:葉
レモンバーベナ
元気を出したいときや食後のお口なおしに
和名でもコウスイボクと名付けられるほど、レモンのような爽やかな香りが印象的なレモンバーベナ。フランスではベルベーヌと呼ばれ、玄関先などによく植えられています。フレッシュで爽快感のある香りは、気持ちが高ぶってしまったときや、気分が落ち込んでしまったときに、穏やかな心や元気をサポートしてくれます。品のあるグリーン調のレモンの香りと爽やかな味わいは、食後のティーにぴったり。お口の中をすっきりリフレッシュさせてくれますよ。

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