………………………………………………………………………………………………    2019年9月6日更新

71 センチメンタルな秋は「メリッサ」の香りを味方に。

今回ハーブズコラムがご紹介するのは、「人を喜ばせるハーブ」として、古代ギリシャ・ローマ時代から重宝されてきた「メリッサ」。
小さな葉を軽くこすると、あたりにはレモンとミントを合わせたような爽やかなシトラス調の香りが広がります。

秋のはじまりに感じる、淋しいような切ないような、なんとなくセンチメンタルな 気分・・・。
メリッサの香りは、そんなデリケートなココロの状態を、明るく前向きな気持ちへ導いてくれると言われています。

今回は、香り高いメリッサの特徴や楽しみ方、数千年も前から伝承され、人々に愛され続けるその魅力に迫ります。

1mlで〇千円!?貴重で高価なメリッサの精油

メリッサ自体は良く育つハーブで、決して珍しいものではありません。
ただ、その花や葉に含まれる精油成分がとても少なく、精油ひと瓶分を抽出するためには大量のハーブが必要。
数ある精油の中でも、メリッサが貴重で高価な理由がわかります。

「メリッサの精油」の画像

それでも、アロマセラピーの世界ではとてもポピュラーな精油。
ストレスや不安を穏やかにやわらげ、気持ちを上向きにしてくれる万能さと、一度嗅いだらやみつきになってしまうほどのいい香りが、セラピストからの信頼をよせているのではないでしょうか。

“人”と“ミツバチ”に愛されるハーブ

メリッサという名前は、ギリシャ語で「ミツバチ」の意味。
その香りがミツバチを引きよせ、養蜂植物として重宝されたことからこの名がつけられました。
昔は、つぶしたメリッサの葉を空の巣箱にすり込んで、ミツバチをおびきよせていたのだとか。

「ミツバチ」のイメージ画像

養蜂植物として栽培される他、料理の香りづけや薬草として使われていたのは2000年以上も前の話。当時の記録では、ギリシャやローマの人々は、メリッサを漬け込んだワインを飲んで健康に役立てていたと書かれています。

欧米では、ハーブ療法に用いられるなど、今もなお人気の実力派ハーブです。

「レモンバーム」のハーブティーで気分をアップリフト!

ところで、「レモンバーム」というハーブはご存知でしょうか?

じつは、メリッサとレモンバームは、まったく同じもの。
ハーブティーではレモンバームの名で良く知られています。

レモンバームのハーブティーもメリッサの精油のように、不安定なココロを穏やかに落ちつかせてくれる働きがあります。気持ちをリセットしたいときや、よく眠れないと感じたときには、このハーブティーを飲んで、ひと息つきましょう。

レモンのような爽やかな香りを持ちながらも、酸味のないグリーンの風味でとても飲みやすいハーブティーです。

「レモンバームティー」のイメージ画像
美味しいレモンバームティーの淹れ方

ティーポットにドライのレモンバームを入れ(大さじすりきり1杯が目安)、沸騰したら火を止め、ひと呼吸置いたくらい(95~98℃)のお湯を注ぎます。
蓋をして3~5分置き、ハーブのエキスが十分に抽出されたらできあがり。
カップに注ぎ、甘みを足したい場合ははちみつをプラス。ハニーレモンのような、ほっとする味わいです。

「レモンバームティー」のイメージ画像

気分がなんとなく沈みがちな秋の夜長は、メリッサの香り&レモンバームのハーブティーを用意して、本を読んだり、映画を観たり、心に栄養をチャージするひとときを過ごしてみませんか。

ご紹介アイテム:「メリッサ」「レモンバーム」の画像

ハーブ専門店enherbの精油「メリッサ(1ml)」、シングルハーブティー「レモンバーム(15g)」をご用意いたしました。ぜひ、お試しください。
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ウエルネスライフマガジン 2019年9月号掲載分

今月のピックアップハーブ
シャタバリ 学名:Asparagus recemosus / 科名:ユリ科 / 和名:- / 部位:根
シャタバリ
女性の元気を整える、女性のためのハーブ
サンスクリット語で「100本の根を持つ植物」の意味を持つ、アーユルヴェーダではおなじみのハーブ。女性のリズムを整え、その前兆に現れる不安やストレスを取り除くなど、女性の人生の節目に訪れる変化を穏やかにサポートしてくれます。熱湯で煮出したティーは、甘さのなかにほろ苦さのある味わい。女性に優しい他のハーブとブレンドして飲むのもおすすめです。

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