ハーブに寄り添うライフスタイルを提案する『ハーブズ コラム』。
今回は、シーンや気分に合わせたハーブティーづくりに
チャレンジしてみましょう!
ハーブティーのいちばんの魅力は、美しさや健やかさに役立つ
ハーブの働きを手軽に取り入れられること。
もちろん、1種類だけでも効果を感じることはできますが、
数種類のハーブを組み合わせると相乗効果も生まれ、
ハーブティーの楽しさや頼もしさをより感じられるはずです。
また、味が苦手なハーブティーでも、
甘味や旨味のあるハーブをブレンドすれば、美味しさがぐんとアップ。
自分の目標と好みに合わせたオリジナルブレンドなら、
毎日続けるのも、きっと苦にならないはず。
ジャーマンカモミールやハイビスカスなど、味のベースになりやすいハーブをいくつかストックしておけば、どんなハーブティーにもトライしやすくなります。
それではさっそく、ハーブティーの基本的なブレンド方法やシーン別のアレンジ法、美味しくつくるコツを学んで、あなたの毎日を輝かせるベストブレンドを見つけにいきましょう!
まずは、自分でハーブティーをブレンドするときのプロセスとポイントから学びましょう。
難しいステップやテクニックは一切なし。ハーブの分量も大さじで量るだけだからとっても簡単です。その時の気分やお悩みに合わせたドライハーブを選んで、さっそくはじめましょう。
・ドライハーブ ・ジップ付き袋 ・大さじ
・保存用ガラス瓶 ・ラベル用シール
まずは清潔な袋を用意しましょう。そこへブレンドしたいハーブを入れます。
袋の中に空気を含ませながら口を閉じ、袋を振ってハーブをブレンドします。
保存用ガラス瓶にブレンドしたハーブを入れ、しっかりとフタを閉めます。
ブレンドした日付、使用したハーブを記入してラベルを貼ったら完成です。
※ 冷暗所に保管し、できるだけ早く使い切りましょう。 ※ 長期間保存する場合は、乾燥剤を入れてください。
ブレンド法を学んだら、今度はシーン別におすすめの基本レシピをご紹介します。
目安となる配合を記載していますので、つくりたい量にあわせてアレンジしてください。
慣れてきたら気分次第で配合を変えたり、目的に応じたハーブをトッピングしたりと、プラスαまで気軽に楽しんでみて。
リラックスの代名詞ジャーマンカモミールに、心地よい眠りを演出するパッションフラワーとリンデンをブレンド。リンゴに似たジャーマンカモミールの甘く柔らかな香りとイエロー系のあたたかなお湯の色は、穏やかな気分になりたい時のベースハーブに最適です。
豊富なクエン酸による酸味を持ち、活力系のベースに最適なハイビスカスに、心と体の元気をやさしく後押しするシベリアンジンセング、清々しい香りで冴えた思考をもたらすローズマリーをブレンド。ハイビスカスの心地よい酸味を味わいながら、目にも鮮やかな赤い湯色を眺めれば、心身がシャキッと目覚め、パワーに満ちてくるのを感じるはず。
ビタミンやミネラルが豊富なことから“飲むサラダ”とも呼ばれるマテをベースに、脂っこい食事の重さをさっぱりさせるレモングラス、美しいスタイルづくりに役立つローズマリーをブレンド。マテの心地よい苦味や渋味、そしてレモングラスの爽やかな香りは、食べすぎや飲みすぎで調子がすぐれないときに気分をすっきり軽やかに整えてくれます。
いかがでしたか?
ブレンドハーブの知識を深めれば、毎日のティータイムやリラックスタイムが今よりもっと楽しく効果的なものになるでしょう。ハーブティーの色を眺め、味わい、香りを楽しみながら、健康を気遣い、なりたい気分に近づくことができる美味しい新習慣。ぜひ試してみてくださいね。
今回ご紹介したハーブは、「エンハーブ」の店舗およびオンラインショップでお買い求めいただけます。
ウエルネスライフマガジン 2014年5月号掲載分