世界のハーブ知恵袋
世界各地で親しまれているハーブの活用方法や暮らしの知恵をご紹介します。気軽に挑戦できるアレンジレシピも続々登場!
12 英国版おふくろの味!巷で話題のハーブコーディアル

ハーブの知られざる魅力をお伝えする『ハーブズ コラム』。
今回ご紹介するのは、イギリス発祥の “ハーブコーディアル”です。

ハーブコーディアルとは、ハーブの成分を凝縮したドリンクのこと。濃厚なハーブシロップを、炭酸水やミネラルウォーターで希釈して飲みます。お料理やスイーツのアクセントにもなり、ハーブのチカラを手軽に摂りいれられる点が魅力です。人工のフレーバーに頼ることなく、自然の香りと風味が活きた味わいは格別。最近では雑誌などで紹介されることも増えて、日本でもちょっとしたブームになっているようです。

わたしたちの暮らしにも、ぜひ取り入れたいハーブ習慣ですね。ここからは、その歴史や背景、そして自家製ハーブコーディアルのレシピをご紹介します。

キレイと元気をサポート! ハーブコーディアルの魅力

ハーブコーディアル コーディアルの原型は、ハーブをアルコールに漬けて成分を抽出し、健康維持に利用したものでした。長い歴史の中でさまざまに変化し、いつからか、ハーブや果実を原料とし、保存のために砂糖や酸を加えたノンアルコールシロップの形となっていきました。イギリスのお母さんたちが「せっかく健康に役立てられるなら子どもたちにも飲みやすいように」と考えたのでしょうか。愛情のこもった“おふくろの味”として受け継がれています。
一方、ハーブをアルコールに漬けたものは、お酒のジャンルで「リキュール」として進化を続けました。そのせいか、イギリスでは、コーディアルと言えば「リキュール」のことを指す場合もあるそうです。

ハーブコーディアルにはハーブのチカラがたっぷり濃縮されているので栄養価は抜群。保存性もあり、希釈して少しずつ飲める手軽さが魅力です。甘味と酸味がプラスされているので、ハーブティー特有の香りや味わいが苦手な人にも飲みやすいのも嬉しいですね。毎日の食生活をおいしく健やかにサポートしてくれる英国版おふくろの味、ハーブコーディアル。自宅のキッチンでも案外簡単につくることができます。さっそくチャレンジしてみませんか?

簡単!便利! 自家製ハーブコーディアル

コーディアルに使われるハーブは、お悩みや味の好みに合わせてさまざまですが、エルダーフラワーやローズヒップ、ネトル、ジンジャーなどが代表格。本場では生のハーブを使ってつくるレシピが一般的ですが、ここでは、日本でも手に入りやすいドライハーブをつかったレシピをご紹介します。
それでは、ビタミンCが豊富な「ローズヒップ」とクエン酸がたっぷりの「ハイビスカス」を組み合わせた、女性にうれしいハーブコーディアルをつくってみましょう。
甘酸っぱくてフルーティーな味わいで、とっても飲みやすいですよ。

・ ドライハーブ (ローズヒップ …… 40g、 ハイビスカス …… 20g)
・ ブラウンシュガー ………… 250g
・ 水 …………………………… 500cc
・ レモン汁 …………………… 大さじ1

・ 片手鍋 ・計量カップ ・茶こし ・保存瓶 ※密封できるもの

作り方1

鍋に水を入れ沸騰させ、火を消してからドライハーブを入れ、蓋をして5分間蒸らします。

作り方2

茶こしを使ってハーブを濾し、ふたたび鍋に戻します。

作り方3

ブラウンシュガーとレモン汁を加えたら火にかけ、よく溶かします。

作り方4

冷めたら保存瓶に移して冷蔵庫で保管します。消費期限は約1週間です。

簡単!便利! 自家製ハーブコーディアル

炭酸水で割れば、ハーブ香る爽やかなドリンクに。ヨーグルトやシリアルにかけて食べるのも手軽でいいですよ。
エルダーフラワーやネトルのコーディアルなら、オリーブオイルやビネガーと合わせて魚介サラダのドレッシングに。紅茶に入れて風味や甘さをプラスするのもおすすめです。

ハーブコーディアルは、冷蔵庫で約1週間保存できます。さまざまな種類をストックしておけば、気分やお悩みに合わせたハーブのチカラを手軽に摂りいれることができて便利ですね。ぜひご家族で、ハーブコーディアル生活を楽しんでください。

ウエルネスライフマガジン 2014年10月号掲載分