ハーブの知られざる魅力や楽しみ方をご提案する「ハーブズ コラム」。
今回は、ハーブやスパイスを効かせた、
ちょっと大人なバーベキューのご提案です。
爽やかな風、澄んだ空気、ゆったりとした時間の流れ……
そんな雰囲気の中でのんびりと過ごす秋のバーベキューは、
夏の賑やかさとは違った楽しさがありますよね。
食材にハーブやスパイスを効かせたり、お水にミントやレモンを浮かべたりと、
ハーブ使いひとつで、定番のバーベキューメニューが、ぐんとオシャレに大変身!
お客様を招いてのおもてなしにもぴったりです。
量より質派の大人にぴったりのガーデンバーベキュー。
この秋、ハーブの香りとともに優雅に楽しんでみませんか?
イタリア料理に欠かせないバジル、東南アジア料理によく合うパクチー、ヨーロッパでお肉料理などに使われるローズマリーなど、ハーブは世界中のさまざまな料理に活用されています。
風味や彩りを良くするのはもちろん、食欲を後押ししたり、お肉やお魚の生臭さをとったり、食材が傷むのを防止したりと、ハーブを使うメリットは、本当にたくさん!
相性の良いハーブを組み合わせた、とっておきのレシピで、手軽に美味しく、バーベキューをオシャレに楽しみましょう。

- ローズマリーを洗って水気をよく拭いたら、枝先から下に向けて葉をしごきとりみじん切りにします。
- お好みのスパイス類(ナツメ5グ、オレガノ、セージ、タイムなど)をみじん切りにし、1と合わせ、お肉や野菜にまぶします。
- 焼く直前に塩をふり、網の上で香ばしく焼きます。
ハーブは肉の劣化を防ぐ働きが期待できるため、BBQなどで食材を仕込んでから食べるまでに時間が空いてしまう時にこそおすすめ。また、ハーブやスパイスはミックスして使うことで、より本格的な風味を楽しむことができます。お肉はラムチョップの他にも、鶏肉や豚肉でもOK。ベジタブル串は彩り良く、そして食べ応えがあるよう野菜を大きめにカットしましょう。

- きゅうりやにんじん、パプリカ、かぶ、セロリなどの野菜を洗って食べやすい大きさにカットし、さっと1分間ほど湯通しします。
- リンゴ酢200cc、さとうきび糖100g、塩20g、水600ccをあわせたピクルス液を熱し、沸騰したら弱火で5分ほど煮出します。
- 熱湯消毒したガラス瓶に1の野菜と2のピクルス液を入れ、ディルの葉を彩りよく加え、冷蔵庫で保存します。漬けた翌日から5日以内に食べきりましょう。
保存が効くピクルスは、野菜不足の時にとっても重宝する一品になります。爽やかで甘い香りのディルをプラスすることで、より美味しく食べやすく仕上がります。ディルのかわりにコリアンダーシードやローリエを使うのもおすすめです。
秋の空気を感じながら、ハーブとスパイスの香り豊かなお料理に舌鼓。
ワンランク上のバーベキューをぜひ楽しんでくださいね。
レシピ内でご紹介しているハーブは「エンハーブ」の店舗およびオンラインショップでお買い求めいただけます。
ウエルネスライフマガジン 2015年9月号掲載分