ハーブの知られざる魅力や楽しみ方をご提案する「ハーブズ コラム」。
今回は、ハーブティーを食事やスイーツとあわせて楽しむ秘訣をご紹介します。
美味しいことはもちろん、ハーブの嬉しいちからを得られるので一石二鳥!
「昨日はついつい食べ過ぎた!」「あの一杯が多かったかな…」
そんな時もハーブティーの出番です。
ぴったりの組み合わせを見つけて、存分に楽しみましょう。
のどの渇きを抑え、ココロを和らげてくれるお茶。お茶に親しむ文化は、生活習慣や気候風土に合わせ、世界中でさまざまに発展してきました。
日本のお茶といえば、緑茶を思い浮かべる方が多いと思います。緑茶の原料は、ツバキ科の常緑樹「茶(チャ)」の葉。加工方法が異なりますが、ウーロン茶や紅茶も同じ「茶」の葉からできています。主に東洋で親しまれている「茶」に加え、西洋の「コーヒー」と南米のハーブティー「マテ茶」が“世界三大ティー”と呼ばれています。
“飲むサラダ”とも表現される「マテ茶」は、金属製のストロー「ボンビージャ」で茶葉を濾しながら飲む個性的なスタイルも特徴的。肉料理が中心の南米で、ビタミン補給のために欠かせない存在です。日本の緑茶には食後の消化をサポートする働きがあり、中国のウーロン茶は口の中をさっぱりとさせる役割を担っています。
お茶の原料となっている植物やハーブ、ひとつひとつのちからを知ると、より深い魅力を感じられますね。
それでは、食事と一緒に取り入れることでバランスが向上する、おすすめのブレンドをご紹介します。ハーブティーは、複数をブレンドして香味や働きを引き出すことができる点も魅力。ぜひ参考にしてみてください。
塩辛いもの好きな方におすすめのハーブは、酸味のある「オリーブリーフ」と花のような香りの「リンデン」。サラサラ習慣を心がけたい方にぴったりの「ホーソン」をブレンドしたティーは、スッキリとした味わいです。外食続きの時や生活習慣を見直したい時に、積極的に取り入れましょう。
香ばしい「マルベリー」と渋みを持つ「ギムネマ」、甘くスパイシーな「シナモン」をブレンドしたティーは、パンケーキなど、甘いものがやめられない方に。オリエンタルで落ち着きのある風味が、デザートのお供にぴったり。美味しく食べて、溜め込まないからだを目指しましょう。ご飯や麺類が好きな方にもおすすめです。
※ギムネマを飲んでしばらくは甘味を感じなくなってしまうので飲むのは食べ終わってからがおすすめです。
お酒をいただいた後のお口直しには、ほっとする香ばしさの「ダンディライオンルート」と強烈な苦味をもつ「アーティチョーク」、すっきり感をサポートする「クリーバーズ」のブレンドティーを。苦味を感じることで、分解力が高まるので、飲み過ぎた翌朝もアクティブに過ごせます。
ハーブティーは、パーティーや宴会などの機会が増えるこれからの季節にも、頼もしい味方となってくれます。食事に合わせて上手に取り入れて、健やかに楽しんでくださいね。
上記コラム内でご紹介しているハーブは「エンハーブ」の店舗およびオンラインショップでお買い求めいただけます。
ウエルネスライフマガジン 2015年11月号掲載分