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ハーブの知られざる魅力や楽しみ方をご提案する「ハーブズ コラム」。 今回はクリスマスと関わりの深い香りについてのお話です。 イルミネーションに煌めく街並み。こころ弾むおなじみの音色。 今年もクリスマスまであとわずかとなりましたね。 世界各国で年中行事として根付いているクリスマスですが、 もともとは「イエス・キリストの生誕を祝う日」というのが有力な説。 クリスマスの語源はラテン語の「クリストゥス・ミサ」と言われ、 キリスト降誕の祭礼を意味しています。
ハーブズコラムvol.13でご紹介したフルーツポマンダーや、玄関に飾るリースなど、この時期ならではのハーブや植物の活用法が、古くから受け継がれてきました。香りにもまた、クリスマスと関わりが深いとされるものがあります。それは、木の樹脂から採取される「没薬(ミルラ)」と「乳香(フランキンセンス)」。ここからは、「没薬」と「乳香」にまつわる逸話や香りの特長、クリスマスならではの楽しみ方などをご紹介します。 植物の香りに魅了され、その成分を取り出そうと工夫を凝らしてきた人類。古代文明の中で、植物から採取した香りは病を遠ざけるものとして珍重され、神への捧げものとして活躍しました。 イエス・キリストが生まれた時、三賢人が駆け付けたエピソードが広く知られますが、その際に三賢人より捧げられたのが、「黄金」のほかに「乳香」と「没薬」であったといいます。当時の人々にとって、植物の香りは金と並ぶほど価値あるものだったことが分かりますね。 「没薬」と「乳香」は、どちらも樹脂から抽出されますが、それぞれの香りの印象や働きはまったく異なります。
はるか昔、古代から人々に寄り添ってきた香り。「没薬」と「乳香」は、現代を生きる私たちも手軽に楽しむことができるんですよ。没薬は『ミルラ』、乳香は『フランキンセンス』と書かれた精油を探してみてください。 ムスクに似た濃厚な香りの『ミルラ』と、クリアでウッディーな香りの『フランキンセンス』。どちらも、ローズやネロリのような華やかさや、ミントやローズマリーのような爽やかさとはまた違う、深く厳かな香りが魅力です。 それぞれの香りを単独で使うのもいいですが、おすすめはシナモンとの組み合わせ。シナモンスティックに『ミルラ』と『フランキンセンス』の精油を1~2滴ずつたらして混ぜあわせれば、香りが調和してスパイシーで温もりある雰囲気に。束にしたシナモンスティックをクリスマスツリーやリースの飾りにして、お部屋にやさしく香りを広げましょう。
クリスマスを彩る聖なる香り、『ミルラ』と『フランキンセンス』。古代の人々もおなじ香りを感じ、神聖なものとして活用してきたのですね。ものごとの歴史や背景を知ると、より深く楽しめるもの。今年のクリスマスは、香りにもこだわって、大切なご家族や仲間と分かちあいましょう。
上記コラム内でご紹介しているハーブは「エンハーブ」の店舗およびオンラインショップでお買い求めいただけます。
ウエルネスライフマガジン 2015年12月号掲載分
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