忙しい日々のなかでの食事づくりはなかなか大変!
「今日は何をつくろうかしら?」「いつもワンパターンになってしまう」……
そんなふうに、毎日のメニューをひねり出すのに
苦労している人も多いのではないでしょうか。
そんな時、頼りになるのがハーブを使った調味料。
どんなにシンプルなレシピでも、これさえあれば
ハーブの香りやスパイスが効いた本格的な一品に仕上がります。
今回の「ハーブズコラム」では、手軽につくれるとっても便利な
「ハーブの常備調味料」をご紹介します。
つくるたびにハーブを買うのは手間がかかるし、
使いきれずムダにしてしまいそう・・・
と、なかなか手が出せずにいる方にもおすすめです。
お肉やお魚、サラダ、煮込み料理など、使いこなすほどに
毎日の食卓がいっそう豊かになりますよ。
それではさっそく、
ハーブの常備調味料をつくってみましょう。
漬けるだけ、あるいは混ぜるだけで簡単に
つくれるとっておきのレシピを4つご紹介
します。
「ハーブビネガー」のつくり方
白ワインビネガーに、ディルやチャービルなどお好みのハーブを漬けておきます。
サラダやピクルス、カルパッチョ、お料理の隠し味に大活躍!
「ハーブオイル」のつくり方
オリーブオイルに、ローズマリー、ローリエ、ガーリック、鷹の爪を入れ、ハーブの風味がオイルに溶け込むまで漬けておきます。そのままパンにつけても美味しく、パスタや肉、魚料理などとも相性抜群です。
「ハーブソルト」のつくり方
天日塩に、刻んだオレガノ、バジル、タイムを混ぜればOK。
肉、魚、野菜と、どんな素材でも、さっとひと振りするだけで驚くほど風味豊かなお料理に。
「ハーブパン粉」のつくり方
パン粉に、細かく刻んだパセリやタイムなどのハーブと、ガーリックを混ぜるだけ。肉や魚の身にまぶしてオーブンで焼くと、あっという間におしゃれなメインディッシュのできあがり。ガーリックは、手軽に使えるパウダータイプがおすすめです。
ハーブ調味料ができたら、今度はお料理に挑戦!
今回は、4つのハーブ調味料をフル活用したハーブが香る本格お料理レシピをご紹介します。
グラタン皿にニンニクを擦り付けてから、ハーブオイルを薄く敷きます。3枚におろしたいわしを並べて塩コショウをし、ハーブパン粉と粉チーズを乗せて220度のオーブンで約10分焼いてできあがり。ハーブの風味とサクサクの食感でお箸が止まらなくなりそうな一品。パン粉に使うハーブを、お魚と相性の良いバジルやオレガノにアレンジしても◎。
ハーブソルトで下味をつけた肉を焼き、ハーブビネガーで和えたミックスハーブやベビーリーフを添えるだけで、あっという間におしゃれで風味豊かなワンプレートディッシュが完成。シンプルな素材だけとは思えない、おもてなしにぴったりの香り高いお料理に。
今回ご紹介したレシピをベースに、いつもの食卓に合うよう、好みのハーブを加えてみたり、お塩やオイルにこだわってみたりするのもおすすめです。とっておきのハーブ調味料があればレパートリーがどんどん広がっていくので、お料理の腕もめきめき上達するはずですよ。