厳しい残暑で、夏バテ気味の方も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介するのは、昨年ちょっとしたブームを巻き起こし、
今や日本の食卓でもすっかりおなじみになったハーブ、“パクチー”。
パクチー料理専門店をはじめ、パクチー入りのお酒や食品も増え、
その個性的な味わいの虜になってしまった方も多いようです。
パクチーは、食が進まないこの季節にぴったりのハーブ。
あの独特な香りが食欲を刺激してくれます。β-カロテンなどの栄養素が豊富に含まれているのも魅力です。
日本では「パクチー」の名で知られていますが、ハーブとしての名称は「コリアンダー」。中国では「シャンツァイ」、ベトナムでは「ザウムイ」、スペインでは「シラントロ」と呼ばれ、世界中の料理に使われています。
パクチーは、主に葉っぱや茎が使われますが、種や根っこも独特な味わいで、いろいろな料理や飲みものに活用されています。
種、根、茎、葉と、余すところなく味わえるパクチー。
それぞれの特徴を生かした、簡単パクチーレシピをご紹介します。
パクチーの種子は、ティーにするとほんのりスパイシーでフルーティーな味わいを楽しめます。ローブヒップやレモングラス等とブレンドしていただくと、お腹からスッキリとした気分に。
夏の食卓の定番、冷奴。ネギやみょうがの代わりに、パクチーの葉をたっぷりのせると、いつもの薬味よりいっそう香り高く新鮮な味わいに。じゃこやしらすといった和食材とも好相性。
パクチーの茎や葉をしょうゆに漬けた万能調味料は、お料理にひとふりするだけで、アジアンテイストなひと皿に。チャーハンや卵かけご飯といったご飯ものから、餃子、お刺身、納豆など、どんなお料理にも良く合います。
いろんなお料理と組み合わせて新しいおいしさを発見できるパクチーは、
食欲不振になりがちな夏こそ食べたいハーブです。
おいしいごはんは元気のもと!
どんどん取り入れて、暑い夏をパワフルに乗り切りましょう。

ハーブ専門店「エンハーブ」では、上記コラムでご紹介したコリアンダーシードを発売中。思わず食べ過ぎてしまった時、ムカムカを感じる時におすすめです。