46 パクチーをまるごと味わおう。

厳しい残暑で、夏バテ気味の方も多いのではないでしょうか?

今回ご紹介するのは、昨年ちょっとしたブームを巻き起こし、
今や日本の食卓でもすっかりおなじみになったハーブ、“パクチー”。
パクチー料理専門店をはじめ、パクチー入りのお酒や食品も増え、
その個性的な味わいの虜になってしまった方も多いようです。

パクチーは、食が進まないこの季節にぴったりのハーブ。
あの独特な香りが食欲を刺激してくれます。β-カロテンなどの栄養素が豊富に含まれているのも魅力です。

おいしいのは葉っぱだけじゃない!?

日本では「パクチー」の名で知られていますが、ハーブとしての名称は「コリアンダー」。中国では「シャンツァイ」、ベトナムでは「ザウムイ」、スペインでは「シラントロ」と呼ばれ、世界中の料理に使われています。

パクチーは、主に葉っぱや茎が使われますが、種や根っこも独特な味わいで、いろいろな料理や飲みものに活用されています。

茎は特徴的で濃い味わい。シャキシャキとした食感は、サラダやパスタの具、炒め物にも最適です。/ 種はコリアンダーシードと呼ばれ、カレーに欠かせないスパイスの一つ。甘い柑橘系の香りから、ベルギービールの香り添えにも使われています。/ 根はパクチー特有の香りをいっそう深くした香りで、出汁として煮込むとエスニックなスープに。ホクホクとした食感は、揚げ物や炒め物にぴったり。
ティーに、調味料に、トッピングに! 簡単パクチーレシピ

種、根、茎、葉と、余すところなく味わえるパクチー。
それぞれの特徴を生かした、簡単パクチーレシピをご紹介します。

「種」を煮出して・・・ スパイシーハーブティー
「今日は食べるぞ!」という日の食前茶に!

パクチーの種子は、ティーにするとほんのりスパイシーでフルーティーな味わいを楽しめます。ローブヒップやレモングラス等とブレンドしていただくと、お腹からスッキリとした気分に。


「葉」をのせて・・・ パクチー冷奴
ポン酢をかけて、さっぱりとどうぞ。

夏の食卓の定番、冷奴。ネギやみょうがの代わりに、パクチーの葉をたっぷりのせると、いつもの薬味よりいっそう香り高く新鮮な味わいに。じゃこやしらすといった和食材とも好相性。


「茎」や「葉」を漬け込んで・・・ パクチーしょうゆ
根っこがあれば一緒に漬けてもOK!

パクチーの茎や葉をしょうゆに漬けた万能調味料は、お料理にひとふりするだけで、アジアンテイストなひと皿に。チャーハンや卵かけご飯といったご飯ものから、餃子、お刺身、納豆など、どんなお料理にも良く合います。


いろんなお料理と組み合わせて新しいおいしさを発見できるパクチーは、
食欲不振になりがちな夏こそ食べたいハーブです。
おいしいごはんは元気のもと!
どんどん取り入れて、暑い夏をパワフルに乗り切りましょう。

ご紹介アイテム:シングルハーブティー「コリアンダーシード」の画像

シングルハーブティー「コリアンダーシード」
ハーブ専門店「エンハーブ」では、上記コラムでご紹介したコリアンダーシードを発売中。思わず食べ過ぎてしまった時、ムカムカを感じる時におすすめです。

バックナンバーはこちらからご覧いただけます。

ウエルネスライフマガジン 2017年8月号掲載分

今月のピックアップハーブ
ハトムギ 学名:Coix lacryma-jobi / 科名:イネ科 / 和名:シコクムギ / 部位:種子
ハトムギ
すっぴんに自信を授けてくれる「穀物の王様」
「はと麦茶」でおなじみのハーブ。栄養価が高く、「穀物の王様」としても知られています。「ヨクイニン」という名で古くから漢方の原料として使用され、世界中で健康や美容が気になる方にも愛用されています。紫外線に負けたくないときや、すっぴんに自信がもてない時におすすめ。熱湯で煮出したティーは、ほっこりと香ばしく、飲みやすい味わいで、どんなお料理とも良く合います。