今年も恒例のムズムズシーズンがやってきます。
寒さが残る今の時期から、気になり始める方も多いのではないでしょうか?
そんな不快なシーズンを快適に乗り切るためのお役立ちハーブといえば、すっきり爽やかな香りでおなじみの「ペパーミント」。
今回は、春のムズムズやグズグズ対策に大活躍する「ペパーミント」をピックアップ。
その知られざる魅力や活用法をご紹介します。
私たちの暮らしのいたるところで活躍する「ペパーミント」。
気軽に取り入れやすいハーブの代表格ですが、その歴史やパワーをご存知でしょうか?
学名の「Mentha」は、ギリシャ神話に登場する妖精のメンタから来た言葉。冥界の神ハデスに愛されたメンタは、嫉妬したハデスの妻によって地面に踏みつけられてしまいます。哀れに思ったハデスが、メンタを植物として蘇らせたのがミントであると言われています。
この逸話にふさわしく、ペパーミントはあらゆるハーブのなかでも極めて繁殖力、生命力が強く、逞しいハーブなのです。
中世の植物誌の多くに、さまざまな不調に使われていたという記述があるほど、古くから人々との関わりが深いことがわかっています。
その主要成分であるメントールの香りがもたらすものは、眠気覚ましやリフレッシュだけではありません。春のグズグズ・ムズムズで高ぶったココロとカラダを穏やかに鎮めてくれる底力を備えています。
お出かけ前に、お仕事中に、おやすみ前のリラックスタイムにと、シーン別ペパーミントの取り入れ方をご紹介します。
この季節、マスクを忘れてしまうと大変なことに!玄関先には、マスクと一緒にペパーミントの精油を置いておきましょう。マスクに1?2滴垂らしておけば、ムズムズやグズグズを忘れるくらい、すっきり気分で過ごせます。
お仕事中でも気軽にペパーミントのパワーをチャージしたいなら、熱湯を注ぐだけのハーブティーがおすすめ。蒸気とともに立ちのぼる爽やかな香りは、心地よいクールな刺激で仕事の能率もアップします。
いざお布団に入ると急にムズムズしてきたり、鼻がグズグズしてうまく寝付けなかったり。そんなときは寝室にディフューザーなどを置いて芳香浴を。ペパーミントが爽やかに香り、健やかな睡眠をサポートします。
生活動線のあらゆるポイントにペパーミントのアロマを漂わせる、いつものお茶をペパーミントのハーブティーにするなど、ライフスタイルに合わせてぜひ習慣に。すっきり爽快な気分で春を楽しみましょう!