太陽の光をいっぱいに浴びて咲く「ハイビスカス」。
疲れを癒やしてくれるハーブとして知られています。
ハーブティーに使うハイビスカスは、南国調の赤い花をつける園芸種とは違い、「ローゼル種」と呼ばれるもの。花を支えている「がく」を乾燥させたものが使われます。
今回のハーブズコラムは、ハイビスカスに秘められたパワーや夏に飲んでほしい理由、おすすめのブレンドレシピなど、その魅力をたっぷりとご紹介します。
何もやる気が起きなかったり、食欲不振になってしまったり、エネルギーがダウンしている方も多いのではないでしょうか。
ちょっとした不調でも、そのまま放っておくのはよくありません。
ハイビスカスティーには、クエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸などの植物酸のほか、鉄分やカリウムといったミネラルなど、健康に役立つ栄養素がいっぱい。パンチの効いた酸味は、夏バテ気味のカラダをシャキっと目覚めさせ、エネルギーをチャージしてくれます。
熱湯で抽出したものを冷蔵庫で冷やしておけば、喉が渇いたときに手軽に飲むことができるのでおすすめ。水分補給と夏バテ対策が同時にできて一石二鳥ですね。冷房の冷えが気になる方は、ホットでどうぞ。
ハイビスカスと言えば、トロピカルな赤い花をイメージしませんか?じつは、ハーブティーとして使われるのは白やピンクの花をつける「ハイビスカス・ローゼル」というもの。花が咲いたあとに大きく育つ「がく」を収穫し、中の実を取り出して乾燥させたものを煮出すことで、ようやく美しいルビー色のハイビスカスティーができあがります。
ハーブをひとつプラスするだけの、簡単ブレドレシピをご紹介します。
ハイビスカスだけのシングルハーブティーに、まろやかさや爽快感が加わり、より美味しく、より効果的なハーブティーができあがります。
紫外線が気になる季節、内側からのキレイを目指したいときは、「ビタミンCの爆弾」と呼ばれるローズヒップをブレンドしてみましょう。ハイビスカスのクエン酸と一緒に摂ることでローズヒップに含まれるビタミンCの吸収率がアップ。酸味が抑えられ、まろやかな味わいを楽しめます。
暑くてリフレッシュしたい日は、ハイビスカスとペパーミントをブレンドしてみましょう。ハイビスカスの酸っぱさにミントのす~っと感がベストマッチ。清涼感とともに味わえるので、暑い日でもホットがおすすめです。
肌もカラダもお疲れ気味なこの時期は、爽やかな酸味のハイビスカスティーがいっそう美味しく感じられるとき。
暑い夏をアクティブに乗り切るためにも、習慣にしやすいタイミングで、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。