暑い夏を元気に乗りきるためには、しっかりご飯を食べてスタミナをつけることがいちばん!とはいえ、食べたくても食欲がわかない…夏はなかなかお腹が空きにくいものですよね。
そこで、今回のハーブズコラムは、その香りや味わいで食欲を刺激してくれる「スパイス」のお話しです。
ハーブティーと同じように、スパイスにも、ひとつの植物からなるシングルスパイスと、複数種を組み合わせたブレンドスパイスがあります。
日本を代表する七味唐辛子をはじめ世界にはさまざまなブレンドスパイスがあり、個性あふれる味わいは、その国の食文化を映し出します。
それではさっそく、世界を代表する3つのブレンドスパイスにフォーカスし、どんなスパイスが使われているのか、その知られざる魅力についてご紹介いたしましょう。
ヒンズー語で「ガラム=辛い」、「マサラ=混ぜ合わせたスパイス」。
インドでは“お母さんの味”のような存在として親しまれています。
使われるのは、クローブ、カルダモン、シナモン、クミン、コリアンダー、ナツメグ、コショウ、フェンネル、ローレルなど。中国や日本では漢方として使われる植物が多く入っています。
ターメリックやレッドチリを使わないのがカレーパウダーとの大きな違いです。
加熱すると風味が飛びやすいため、炒め物や煮込み料理には仕上げのひと振りに使うのが効果的。お肉やお魚の下味をつけるのもおすすめです。
桂皮(シナモン)、丁子(クローブ)、八角(スターアニス)、陳皮、花山椒の5つのスパイスからなる「五香粉」。
豚の角煮やルーローハンなど、多くの中華料理の風味づけに欠かせない、中国を代表するミックススパイスです。
名前に「5」とありますが、加えられるスパイスは必ずしも5種類とは限らず、小茴(フェンネル)や山椒などを使うものも。
揚げ物の下味に少量使うと甘くエキゾチックな風味を出すことができます。
フランス語で4つのスパイスという意味を持つ「キャトルエピス」。
ひとつは辛味を出すためのコショウが使われ、残りの3つはナツメグ、クローブ、ジンジャーなどの香りのよいスパイスが使われる、日本の七味唐辛子のようなミックススパイスです。
肉や野菜のソテー、煮込み料理、オムレツ、デザートなど何にでも使え、簡単に味に奥行きを出せることが大きな魅力です。
フランスを代表するブレンドスパイス「キャトルエピス」は、ブレンドされたものが市販されていますが、ご紹介した4つのスパイスを同量ずつブレンドして、1分ほどフライパンで炒るだけでできあがり。この機会に、手作りしてみてはいかがでしょうか?
いつものお料理の仕上げにさっとかければ、本格的なフレンチのような味わい深いひと皿が完成。また、クッキーやケーキにひと振りすれば、スパイスが爽やかに香るエレガントな甘さの大人スイーツになります。
手軽におうちフレンチが味わえるブレンドスパイス、ぜひキッチンに常備しておきたいですね。
香りがあるとお料理のおいしさは何倍にもアップするもの。
いつもと違う、異国が香るひと皿で食欲を取り戻し、夏を元気に楽しみましょう!
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