生物には『時間遺伝子』という、時間を管理する遺伝子が存在し、その遺伝子がいつ活発になるかはそれぞれの遺伝的傾向によって異なります。ピリオド1という時計遺伝子に関する疫学調査では、朝型が36%、夜型が16%、どちらでもないが48%と報告されています。
朝型の人は午前中に調子がよく、夜型の人は夕方くらいから徐々に調子があがってきます。健康に良いからと、夜型の人が無理をして早起きをした結果、体調が悪くなることもあります。
夜、実際に眠ることができる時間は、10代前半までは8時間以上、25歳で約7時間、45歳で約6.5時間、65歳で約6時間と加齢によって減少します。これらを目安に寝る時間と起きる時間を一定にするとよいでしょう。