目次
1.レモンバームとは
レモンバームは、学名はメリッサ(Melissa officinalis)といいます。メリッサはミツバチを意味しますが、ミツバチがレモンバームを好むことから養蜂に役立てられた歴史があり、これが学名の由来となっています。レモンバームの特徴として、レモンのような香りがあります。
草木を意味するラテン語の“Herba”を語源とするハーブは、健康や美容に役立つ植物として、私たちの生活に広く取り入れられています。不安な気持ちを和らげたい、リラックスしたいなど、癒されたいときに活用している方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなハーブの一種であるレモンバームを紹介します。
レモンバームに期待される効果や取り入れ方を解説しますので、本記事を参考にみなさんの生活にレモンバームを取り入れてみてください。
目次
レモンバームは、学名はメリッサ(Melissa officinalis)といいます。メリッサはミツバチを意味しますが、ミツバチがレモンバームを好むことから養蜂に役立てられた歴史があり、これが学名の由来となっています。レモンバームの特徴として、レモンのような香りがあります。
レモンバームに含まれる成分について見ていきましょう。
植物性ポリフェノールの一種です。
さまざまな研究で認知や記憶との関連性が示されているほか、若々しさに影響を及ぼすとの報告もあります。また“負けないカラダ作り”にも役立つと考えられています。
カフェ酸もロスマリン酸と同じくポリフェノールの一つです。
コーヒーに多く含まれていることからコーヒー酸とも呼ばれます。
フラボノイドはポリフェノールの一種です。これまでの研究から血清脂質への効果が示唆されています。
レモンバームは、アロマテラピーやハーブティーなどで取り入れるのがおすすめです。
植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使用し、リラクゼーション効果など心身を整え、健康や美容に役立てていくものをアロマテラピーといいます。
アロマテラピーの方法は、香りをかぐ「芳香浴」、精油を直接体に塗ってマッサージを施す「アロママッサージ」、精油を入れたお湯に体の一部または全身を浸ける「アロマバス」などあります。また、顔に精油成分を含む蒸気をあてることで血行促進や皮膚に潤いを与える「フェイシャルスチーム」などもその一つです。
ただし、精油はまれに皮膚障害を引き起こすことがあるほか、精油のなかには女性ホルモン様作用を持つなど特殊なものもあります。したがって、治療目的でアロマテラピーをする場合は、専門的な知識や技術のある人に相談しながら行いましょう。
ハーブティーには明確な定義がありません。一般には、植物の葉・種子・花・茎・根・樹皮などの植物の一部、または全草をお茶のように煎じて飲む飲み物とされています。
カモミールなど妊娠中には適さないハーブティーもあるため、自己判断による摂取は避けた方がよいでしょう。
妊娠中は積極的に薦められるものではないので、摂取する前に必ず主治医に確認の上、使用するようにしましょう。
温かいレモンバームのハーブティーを飲むことで、就寝時のリラックス効果を高めることも期待できるでしょう。
ハーブのなかでも柑橘系の香りが特徴的なレモンバームは、アロマテラピーやハーブティーとして広く親しまれています。
さわやかな香りで就寝時のリラックス効果が期待できます。心が落ち着くレモンバームの香りを楽しみながら、新たなリラックス習慣を始めてみてはいかがでしょうか。
氏名:井林雄太(いばやし・ゆうた)
総合病院勤務。大分大学医学部卒。
日本内科学会認定内科医、日本内分泌内科専門医、日本糖尿病内科専門医の資格を保有。現在は医師業務のかたわら、正しい医療情報を伝える啓発活動も市民公開講座など通して積極的に行なっている。
成分
みなさんは三大栄養素と聞いて、どのような栄養素をイメージしますか? 三大栄養素は体づくりやその他の栄養素の吸収促進、特定の必要な部位のエネルギー源になるなど、私たちの体内でさまざまな役割を担っているものです。
成分
ロイシンは、20種類あるアミノ酸のなかでも、体内で作り出せない必須アミノ酸の一種です。
成分
健康維持にはさまざまな栄養素をバランスよく摂取することが大切ですが、なかでも「亜鉛」は男性のコンディションアップに重要な役割を担っていることをご存知でしょうか?今回は、男性にとって亜鉛の摂取が重要な理由や、体内での亜鉛の。
成分
甜茶(てんちゃ)は、非常に貴重なお茶として、国外への持ち出しが禁止されていた過去があるといわれています。
成分
健康食品として有名なイチョウ葉エキスは、体の「めぐり」に悩む人にうれしい成分です。