目次
1.集中力が続く時間
大人の集中力は約50分といわれています。しかし、50分間ずっと集中できるわけではありません。
実際、継続して集中できる時間は15分程度です。
15分程度集中すると、その後は1度落ち込み、また15分程度集中するという周期をくり返します。
この波を3回くり返し、さらに余剰の5分を足すと50分になります。
ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、私たちは日々の業務の中で、効率良く仕事をこなしていくことが大切です。
仕事の効率アップをはかるためには、集中力は欠かせません。では、どうすれば集中力を高めることができるのでしょうか。
この記事では、集中力が続く時間や、集中力を高めるためのアイデアを解説します。
集中力が続かずについ残業してしまう方、仕事の効率を上げたい方は、この記事を参考に自分に合った集中力を高める方法を見つけましょう。
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大人の集中力は約50分といわれています。しかし、50分間ずっと集中できるわけではありません。
実際、継続して集中できる時間は15分程度です。
15分程度集中すると、その後は1度落ち込み、また15分程度集中するという周期をくり返します。
この波を3回くり返し、さらに余剰の5分を足すと50分になります。
50分程度の限られた時間の中で、できる限り効率良く集中して仕事をこなすには、どのようにしたらよいでしょうか。
ここからは、集中力を高める7つのアイデアを解説します。
事前に作業スペースを予約し、集中して業務をすることを宣言してから作業を開始すると、ほかの利用者と比べて集中度が顕著に高いことがわかっています。
普段のオフィススペースとは違う個室を使用すること、時間を事前に決めておくことが、集中力を高めるポイントです。
人の視界に植物が入ることで、心理的リラックス効果が高まるという研究結果が報告されています。
しかし、植物の効果はリラックスだけではありません。植物を置き、ほかと異なる空間を作ることで、適度な緊張感が生まれ集中しやすくなるほか、他人の視線が遮られることでリラックスできる環境を作れます。
また、自宅でのテレワークでは、周囲との会話や社内外からの電話などに業務を妨げられることが少ないため、一つの業務に集中できるといわれています。
実際に自宅で勤務する場合は、オフィスで勤務する場合よりも集中力が長く持続するとの検証データも出ています。
私たちは、太陽の光により生活のリズムを整えています。
自然光に近いバランスの光を調整することで、体内時計を整え、集中力を向上させることができるという結果が出ています。
森・川・波の「ハイレゾリューション音源」と呼ばれる広帯域で高音質の自然音源を再生したところ、集中力が向上したという結果が出ています。
自然の音により、まるで自然の中にいるような感覚が脳や自律神経へ作用することで、高いリラックス効果や集中効果が期待できます。
「集中タイム」とは、あらかじめ特定の曜日や時間帯で、電話の取り次ぎなどを禁止し、お互いに邪魔をしない環境を作り、作業する時間のことです。
集中時間が確保されたことにより、業務全体に要する時間や残業時間が減り、仕事の質や生産性、さらには売上向上にもつながったとの報告もあります。
ただし、「集中タイム」を設ける場合は、全社的な取り組みとし、各部署でも時間帯の順守と取り組みの継続が必要です。
集中空間の入口付近にアロマを香らせることで、自然と「集中するための空間に来た」というマインドセットを作り、集中力を高めるという結果が出ています。
香りと記憶は、密接に結びついているため、何度か集中空間を利用して同じ香りを記憶することで、自然と集中へとスイッチが切り替わるのです。
私たちが生活していくうえで、エネルギー源となるブドウ糖の摂取は欠かせません。
特に脳は基本的にブドウ糖しかエネルギー源として利用できないため、脳のブドウ糖が不足すると思考力や記憶力が低下します。
甘いものに含まれる砂糖はブドウ糖と果糖で構成される2糖類のため、体内で早く消化吸収します。
そのため、疲労やストレスにより集中力が低下したときに甘いものを食べることで、脳へブドウ糖を補給できます。短時間で、疲労回復やストレス解消へとつながるのです。
私たちは、終業時まで一定程度の集中が続く傾向があります。
昼食時などは「アクティブレスト」と呼ばれる積極的な休みを取り入れ、一日のリズムにメリハリをつけるとよいでしょう。
私たちの集中力は50分程度といわれ、継続して集中できる時間は15分程度です。
短時間でどれだけ集中して取り組めるかが、仕事効率アップにつながります。
「集中タイムを設ける」「アロマを活用する」「甘いものを食べる」など、今回紹介した7つのアイデア(方法)を参考にすると、集中力を高めることが可能です。
自分に合った方法を見つけ、集中力を高めて効率良く仕事をしましょう。
氏名:井林雄太(いばやし・ゆうた)
総合病院勤務。大分大学医学部卒。
日本内科学会認定内科医、日本内分泌内科専門医、日本糖尿病内科専門医の資格を保有。現在は医師業務のかたわら、正しい医療情報を伝える啓発活動も市民公開講座など通して積極的に行なっている。
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