骨盤矯正がもたらす効果とは？自分でできる簡単ストレッチをご紹介

2.骨盤がゆがむ理由

骨盤がゆがむおもな理由として、筋力の低下により筋肉のバランスが崩れることが挙げられます。

普段、私たちは利き腕や利き足を多く使うため、気づかぬうちに筋肉のバランスが崩れています。

また、普段の姿勢によって骨盤がゆがむこともあります。具体的には、猫背姿勢による骨盤の後傾や、反り腰による骨盤の前傾などが要因です。

このような骨盤のゆがみを防止するには、意識的に骨盤をまっすぐに立てて、正しい位置に戻すようにしましょう。

3.骨盤矯正は体にどのような影響を与えるのか

3-1.骨盤周辺がゆがむことで引き起こされる症状

骨盤がゆがむと、まず外見上のスタイルに悪影響があります。

また、骨盤がゆがんで関節や内臓に大きな負担がかかると、肩こりや腰痛、関節痛などの症状が出やすくなります。動きにも制限がでて代謝機能が低下することで、冷えや肥満にも関係してくるでしょう。

このように、骨盤のゆがみは、見た目だけでなく体にさまざまな悪影響を与えるため、日頃から意識して気を付けることが必要です。

3-2.骨盤矯正がもたらす効果

筋肉の柔軟性を高めることや筋力をアップすると、骨盤矯正をもたらすだけでなく、腰痛予防にもつながります。

特に、ストレッチで骨盤まわりの筋肉の柔軟性を高めたり緊張を低下させたりすると、以下3つの効果が期待できます。

• 1. 疲労回復
  筋肉の血流量が増加すると筋肉の疲労物質が減少し、酸素などがスムーズに運ばれるようになります。

• 2. けがの予防
  筋肉の柔軟性が向上することで、動きがスムーズになります。関節の可動域が広がれば筋肉の動きに余裕が生まれるため、けがの予防につながるでしょう。

• 3. リラクゼーション
  ストレッチにより筋肉の疲労が緩和され、筋肉の興奮を抑えることで気持ちをリラックスできます。

姿勢は、普段のくせや生活スタイルによって乱れてしまいます。普段から自分の姿を鏡で見るなど骨格のゆがみ具合を知り、正しい姿勢に戻すことを意識しましょう。

4.骨格のゆがみを改善する骨盤ストレッチ

4-1.骨盤周囲の筋力バランスを整えるストレッチ運動

• 1. 左脚をうしろに上げ、右脚のひざを曲げる

• 2. 腕を伸ばし、息を吸いながら上体を前に倒す

• 3. 口から息を吐きながらおなかを引っ込め、5秒間キープ

• 4. 一度上体を起こして脚を下ろす

• 5. 左脚をうしろに引き、両手を合わせて上に伸ばす

• 6. 鼻から息を吸いながらあごを上げ、体を反らせる

• 7. 口から息を吐きながらおなかを引っ込め、5秒間キープ

左右交互に3回ずつを1セットとし、朝と夜に行ないましょう。

4-2.8の字ストレッチ運動

• 1. あお向けに寝て両手を前で組み、肩甲骨を上げる

• 2. さらにおしりを浮かせる

• 3. 上半身は右にひねり、下半身は左にひねる

腕を横向きの8の字を描くイメージで行ない、おなかのひねりを意識することが大切です。

左右交互に10回で1セット、夜に行ないましょう。

日頃のストレッチで骨格のゆがみを改善し正しい姿勢へ

普段の姿勢のくせや生活スタイルによって、姿勢は乱れてしまいます。

そのままゆがみを放っておいてしまうと、見た目のスタイルが悪くなるだけでなく、関節や内臓に大きな負担がかかり不調へとつながってしまいます。

まずは、自分の骨格のゆがみ具合を知り、正しい姿勢に戻すことを意識しましょう。

今回お伝えしたストレッチは、普段の生活のなかで気軽にできるものです。ぜひ習慣にすることで、骨盤がゆがみにくい体型を目指しましょう。