目次
1.ビタミンCについて
美容と健康に欠かせない存在であるビタミンC。実は、ストレス社会に打ち勝つためにも一役買ってくれています。ここでは、摂取すべきビタミンCの目安量や働きなどについて解説します。
1-1.ビタミンCとはどのような栄養素?
ビタミンC(別名:アスコルビン酸)は、私たちがイキイキと日常生活を過ごすために重要な役割を担う水溶性のビタミンです。
人間はビタミンCをつくる酵素を持っていないため、自力でビタミンCをつくり出すことはできません。そのため食品から補給する必要があります。
ビタミンCはさまざまな食品に含まれており、成人における一日の摂取目安量は100mgです。
一般的な食生活を送っている人でビタミンCの過剰摂取によって健康を害したという報告がないため、健康な人におけるビタミンCの摂取の上限は定められていません。また、健康な人がビタミンCを過剰に摂取したところで、不必要な分は尿や便として排泄されることがわかっています。
しかし、腎機能の障害がある方は、ビタミンCを過剰に摂ると尿路結石(シュウ酸カルシウム結石)を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
1-2.ビタミンCの働き
ビタミンCは、強い抗酸化作用(酸化を抑制する働き)があることから体の老化を防ぎ、また、血管のしなやかさを維持するコラーゲンをつくるために必須の成分でもあります。
さらに、鉄分の吸収をサポートする働きもあるため、鉄分が不足しやすい女性は積極的に食事に取り入れるとよいでしょう。
体を外敵から守る白血球の働きを助け、免疫力を高めることにも貢献しているのです。
ストレス対策にもビタミンCは必須になります。なぜなら、ビタミンCはストレスと戦う副腎皮質ホルモンの材料になるからです。つまり、ストレスがかかるとビタミンCが消費されてしまうため、その分補給することが大切でしょう。