目次
1.脂肪燃焼効果を高める食生活
脂肪燃焼を目指すには、まず食生活を見直すことが大切です。
炭水化物であるごはんやパン、麺などの穀類は、人体のエネルギーのもととなります。炭水化物を朝に摂ると、体温もあがりやすくなり、一日の代謝量アップにつながるため、朝食をとる習慣をつけましょう。
普段の食生活を見直すことが、脂肪燃焼に役立つことはご存知でしょうか?
健康のために運動を頑張ろうと思う方は、多いかもしれません。もちろん運動も必要ですが、食生活の見直しも併せて行なうことで、カロリーをより多く消費することにつなげられます。
今回は、脂肪燃焼効果を期待できる食べ物と、それらを使用したレシピを紹介します。
目次
脂肪燃焼を目指すには、まず食生活を見直すことが大切です。
炭水化物であるごはんやパン、麺などの穀類は、人体のエネルギーのもととなります。炭水化物を朝に摂ると、体温もあがりやすくなり、一日の代謝量アップにつながるため、朝食をとる習慣をつけましょう。
それでは、脂肪燃焼に役立つ食材を紹介します。
ヒトの消費エネルギーの大半は基礎代謝が占めるため、基礎代謝が上がれば消費エネルギーも上がります。
基礎代謝を向上させるには、筋肉量の増加が効果的とされています。筋肉はおもにたんぱく質で作られるため、日頃の食事でたんぱく質を摂取する必要があるでしょう。
その際には、低脂肪高たんぱくの白身魚や卵、豆腐などを摂取するのがおすすめです。
ビタミンやミネラルは、体内のさまざまな代謝をサポートする栄養素です。それぞれ、次のような食材に多く含まれています。
ビタミンB1:豚肉、ごま、パセリ、大豆、落花生 など
ビタミンB2:焼きのり、緑茶、干ししいたけ、アーモンド など
ビタミンB6:唐辛子、にんにく、ピスタチオ、しょうが、まぐろ など
ビタミンB12:しじみ、あさり、はまぐり、焼きのり、さば、いわし など
ナイアシン:たらこ、かつお、鶏肉、インスタントコーヒー、落花生 など
パントテン酸:干ししいたけ、卵、たらこ、納豆 など
葉酸:焼きのり、緑茶、ブロッコリー、枝豆 など
ビオチン:落花生、アーモンド、インスタントコーヒー、卵 など
ビタミンC:焼きのり、カラーピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ など
亜鉛:牛肉、カキ、かぼちゃ、チーズ など
鉄分:あおのり、ほしひじき、乾燥きくらげ など
カリウム:刻みこんぶ、切り干し大根、ドライトマト など
カルシウム:干しえび、乾燥パセリ、しらす干し など
脂肪燃焼に役立つ食材を、おいしく摂取できるレシピを紹介します。
牛肉と野菜をたくさん摂取でき、食べ応えのあるサラダです。なお、使用する牛肉は焼肉用でも薄切りでも、どちらでも構いません。
・牛肉 200g
・玉ねぎ 1/8個
・きゅうり 1/2本
・サニーレタス 3枚
・水菜 適量
・サラダ油 大さじ1
・焼肉のタレ 大さじ1
・酢 大さじ1
・ごま油 大さじ1
・焼肉のタレ 大さじ2
・白ごま 適量
1.玉ねぎを薄く切って水にさらし、きゅうりは食べやすいサイズに切ります。サニーレタスは適当なサイズにちぎり、水菜とともに水にさらします。
2.サラダ油をフライパンに入れて中火で熱し、牛肉を焼きます。両面とも焼けたら、焼肉のタレを入れて全体的になじませます。
3.【A】を混ぜてドレッシングを作ります。
4.1の野菜の水気を切って皿に盛り付け、2を上に載せ、3と白ごまをかければ完成です。
さばの水煮缶を使って手軽に作れる一品です。使用するトマトは熟しているものだと、味に奥行きが出やすくなります。
・なす 2本
・トマト 1個
・にんにく 1/2片
・さばの水煮缶 1缶
・オリーブ油 大さじ2
・カレー粉 小さじ1/4
・塩 適量
・こしょう 適量
・パセリ(みじん切り) 適量
1.なすを食べやすいサイズに乱切りにして、トマトを1.5cm角に切り、にんにくはみじん切りにします。
2.オリーブ油をフライパンに入れて中火で熱し、なすをしんなりするまで炒めます。その後、にんにく、トマト、カレー粉、さばの水煮缶(汁も)を入れ、なすがやわらかくなるまで煮込みます。
3.塩・こしょうを加えて味を調整し、皿に盛り付けたら、パセリを散らして完成です。
豚肉や大豆、緑黄色野菜など、ビタミンを豊富に含んだ食材を摂取できる一品です。手早く調理したい場合は、今回のように豚ミンチ肉の使用がおすすめですが、豚バラ肉や豚肩ロースなどのブロックを1cm角に切って使用することも可能です。
・水煮大豆 100g
・豚ミンチ肉 100g
・セロリ 1本
・玉ねぎ 1/4個
・にんじん 4cm
・オリーブ油 大さじ1
・おろしにんにく 適量
・トマト水煮缶 1/2缶
・水 100ml
・トマトケチャップ 大さじ1
・ウスターソース 大さじ1
・顆粒コンソメ 小さじ1/2
・塩 適量
・こしょう 適量
・セロリの葉(みじん切り) 適量
1.セロリのスジを取って1cm角に切り、玉ねぎとにんじんも同程度の大きさに切ります。
2.オリーブ油を鍋に入れて熱したら、豚ミンチ肉とおろしにんにくを入れて炒めます。肉の色が変わってきたら、1を入れて炒めます。
3.2の野菜が透き通った色になってきたら、水煮大豆と【A】を入れて、水気が少なくなるまで中火で煮ます。
4.皿によそい、セロリの葉を散らして完成です。
今回は脂肪燃焼に役立つ食材と、それらを使用したレシピを紹介しました。
体脂肪が気になってきたら、まずは食生活を見直すことが大切です。脂肪燃焼を目指したい場合は、低脂肪高たんぱくの食材や、ビタミン・ミネラルを含む食材を意識して摂取するとよいでしょう。
今回紹介したレシピのなかには、手軽に作れるものもあるため、ぜひ一度試してみてください。
氏名:井林雄太(いばやし・ゆうた)
総合病院勤務。大分大学医学部卒。
日本内科学会認定内科医、日本内分泌内科専門医、日本糖尿病内科専門医の資格を保有。現在は医師業務のかたわら、正しい医療情報を伝える啓発活動も市民公開講座など通して積極的に行なっている。
食生活に関するお悩み
みなさんは、肝臓に負担がかかりやすい生活を送っていませんか? 肝臓は、薬や老廃物などを解毒するはたらきがある重要な臓器です。
食生活に関するお悩み
ビタミンEは、脂溶性ビタミンという水に溶けないビタミンの一種です。
食生活に関するお悩み
脳が活発に働くために必要なことで知られるアラキドン酸(ARA)は、脂質の一種です。
食生活に関するお悩み
食物繊維は炭水化物の一種で、体内で消化されてエネルギー源となる糖質に対して、体内の消化酵素では消化されない炭水化物として知られています。
食生活に関するお悩み
肝臓の不調は全身の老化に直結するといわれています。