4.体の内側・外側からカサカサ肌を改善する方法
肌のカサつきを改善するためには、どのような方法があるのでしょうか。ここでは、カサカサ肌を改善するための体の内側・外側からのアプローチ方法について解説します。
4-1.体の内側からのアプローチ
カサカサ肌を防ぐためには、こまめな水分補給を意識しましょう。ただし、甘い飲み物などは、水分が蒸発しやすくなるため、水分補給には向いていません。人肌程度のぬるま湯をこまめにとることがポイントです。
また、たんぱく質やビタミンを多く含む食品を中心に、バランスの良い食事を心がけましょう。角質の主成分であるセラミドを含む大豆や小麦などを摂ることもおすすめです。
また、十分な休息を取ることも忘れてはいけません。肌を回復させるためにしっかり眠ったり、ぬるめのお湯に浸かって心身をリラックスさせたりしましょう。
4-2.体の外側からのアプローチ
体の外側からのケアは、保湿対策が重要です。お風呂上がりは、化粧水や美容液などを使って肌の保湿を心がけましょう。入浴時は、肌をゴシゴシこすらないように、優しく洗うことが大切です。さらに着用する下着は、刺激の少ない天然素材を選ぶとよいでしょう。
また、紫外線対策を行ない刺激から肌を守ることも重要なポイントです。外出時は、日傘や帽子などの紫外線対策を心がけましょう。
かゆいカサカサ肌には保湿や食事でケアしましょう
肌のかゆみの多くは、乾燥が原因で起こっています。
乾燥によるカサカサ肌を改善するためには、こまめに水分補給をしたり丁寧なスキンケアをしたりして、しっかり保湿しましょう。併せて栄養バランスの良い食事を摂り、しっかり休むことも重要となります。
また肌に直接触れる衣服の素材や紫外線対策を行なって、肌への刺激を減らすことも必要です。しっかり対策を立てて、滑らかで潤った肌を目指しましょう。
監修者情報
氏名:梅村 将成(うめむら・まさなり)
外科医として地方中核病院に勤務中。
消化器外科のみならず総合診療医として、がん治療(手術・抗がん剤・緩和治療/看取り)を中心に、幅広く内科疾患・救急疾患の診療を行なっている。
資格:医師免許・外科専門医・腹部救急認定医