肌荒れに効く食べ物とは?食べ物以外の改善方法についても解説

不規則な生活をくり返していると、日頃の生活習慣が肌に現れてしまいます。肌の健康状態を守るためにも、食事を見直して生活習慣を正すことが大切です。

では、肌荒れの対策をするためにはどのような栄養素を摂るとよいのでしょうか。

今回は、肌荒れに効く栄養素や簡単に作れる肌荒れ対策レシピ、スキンケアの方法などを紹介します。

1.肌荒れに効く栄養素

肌荒れに良いといわれるおもな栄養素は、以下のとおりです。

  • • βカロテン

  • • ビタミンB1

  • • ビタミンB2

  • • ビタミンC

  • • ビタミンE

βカロテンはモロヘイヤやかぼちゃに多く含まれており、抗酸化作用によって肌の再生を促してくれます。

ビタミンB1とビタミンB2は、ニキビ対策に効果がある成分です。ビタミンB1は豚肉や玄米、ビタミンB2は納豆やブロッコリーに多く含まれています。

ビタミンCはオレンジやピーマンなどに多く含まれており、抗酸化作用とコラーゲンの生成を助ける働きにより皮膚や血管を丈夫に保つ成分です。

ビタミンEはかぼちゃやたらこなどに含まれており、皮脂の分泌用を調整したり色素沈着を防いだりする働きがあります。

2.肌荒れに効く栄養素が含まれているレシピ

では、肌荒れに良いといわれている栄養素を手軽に摂れるレシピを見ていきましょう。

2-1.ポテトサラダ ゴマ風味

まず紹介するのは、ブロッコリーなどの野菜をたくさん使ったポテトサラダのレシピです。

【材料】(2人分)

  • • じゃがいも 4個

  • • ブロッコリー 1/3個

  • • 人参 1/4本

  • • ロースハム 2枚

  • • マヨネーズ 大さじ4

  • • すりゴマ(白) 大さじ4

  • • しょうゆ 大さじ1

  • • 塩・こしょう 少々

【作り方】

  • 1. じゃがいもは3cm角に切り、茹ででやわらかくなったら鍋から水を捨てて再び火にかけ、水分を飛ばしておきます。

  • 2. じゃがいもが熱いうちにマヨネーズ、すりゴマ(白)、しょうゆ、塩・こしょうを加えて混ぜ合わせておきましょう。

  • 3. じゃがいもの粗熱が取れたら、ブロッコリーと人参、ロースハムを加えて完成です。

2-2.ブロッコリーの粒マスタードあえ

次に紹介するのは、ブロッコリーを使ったレシピです。

【材料】(2人分)

  • • ブロッコリー 1/2株

  • • ツナ缶(小) 1缶

  • • 塩 適量

  • • 粒マスタード 小さじ1と1/2

  • • マヨネーズ 大さじ1/2

【作り方】

  • 1. ブロッコリーは小房に分け、塩を加えた熱湯で茹で、火が通ったら水気を切っておきます。

  • 2. 油を切ったツナ缶、粒マスタード、マヨネーズをブロッコリーとよく混ぜ合わせたら完成です。

2-3.れんこんとかぼちゃの甘辛風

最後に、おつまみにもおすすめのれんこんとかぼちゃの甘辛風レシピを紹介します。

【材料】(2人分)

  • • れんこん 120g

  • • かぼちゃ 1/8個

  • • 片栗粉 大さじ1

  • • 揚げ油 適量

  • • 【A】

  • • はちみつ 大さじ1

  • • 酒 大さじ1.5

  • • しょうゆ 大さじ1.5

【作り方】

  • 1. れんこんは皮をむいて縦半分に切り、8mm幅の半月切りにしておきます。

  • 2. かぼちゃは種とワタを取り、食べやすい大きさに切っておきましょう。

  • 3. れんこんとかぼちゃに片栗粉をまぶし、170度に熱した油で揚げます。野菜に火が通ったら取り出しておいてください。

  • 4. 【A】をフライパンに入れて火にかけ、沸騰したら3を加え、全体にタレを絡ませたら完成です。

3.肌荒れの予防方法

肌荒れに悩まないためには、生活習慣に気を使うことが大切です。

まず、腸内環境を整えるようにしましょう。腸内の善玉菌が増えると、悪玉菌による影響が少なくなるため、肌にも良い影響があります。ひじきやこんぶなどの海藻類、ヨーグルトや発酵食品などがおすすめです。

ストレスも、肌には良くありません。精神を安定させる働きのあるたんぱく質や、ストレスを受けたときに大量消費されるビタミンCを積極的に補給しましょう。

適度な運動を取り入れることも重要です。ストレス解消のほか、便秘の改善につながります。

4.肌荒れの対処はスキンケアが大事

肌荒れ対策には、スキンケアも欠かせません。肌を清潔に保ち、保湿と保護を行なうように心がけましょう。洗顔時は、顔をぬるま湯で塗らしたあと、石けんをよく泡立てて優しく洗います。

洗顔後は、乾燥を防ぐためになるべく早めに保湿を行なってください。保湿剤やクリームはちびちび使うのではなく、肌がしっかりうるおうまで使うことがポイントです。化粧水のようなローションタイプの保湿剤なら、500円玉大が目安になります。

栄養素とスキンケアでキレイな肌を目指しましょう

肌荒れ対策には、βカロテンやビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEが効果的です。野菜をたっぷり入れたポテトサラダやブロッコリーのサラダは、簡単にこれらの栄養素を摂取できます。

腸内環境を整えたり、ストレスを溜めないようにしたりすることも大切です。肌を清潔に、保護するためにスキンケアもしっかりと行ないましょう。

監修者情報

氏名:梅村 将成(うめむら・まさなり)
外科医として地方中核病院に勤務中。
消化器外科のみならず総合診療医として、がん治療(手術・抗がん剤・緩和治療/看取り)を中心に、幅広く内科疾患・救急疾患の診療を行なっている。
資格:医師免許・外科専門医・腹部救急認定医