目次
1.低血圧の原因には2つのタイプがある
ここでは、低血圧の原因を2つ紹介します。
1-1.本態性低血圧
原因となりうる病気がないにも関わらず、低血圧状態が続くケースを本態性低血圧といいます。低血圧症のほとんどがこのタイプです。遺伝的なものや体質などが原因との見方もあります。
1-2.起立性低血圧
起立性低血圧症は、普段の血圧は正常値ですが、急に体を起こしたり立ち上がったりした際に血圧が下がり、めまいや立ちくらみを生じるケースのことをいいます。
朝起きるのがつらい。
立ちくらみやめまいを感じる。
立っていると気分が悪くなり、ひどいときは倒れてしまう。
そのような症状がある場合は、低血圧の可能性があります。そこで、今回は血圧が低い場合の原因や注意点、そして足上げ法など低血圧の改善方法を紹介します。
目次
ここでは、低血圧の原因を2つ紹介します。
原因となりうる病気がないにも関わらず、低血圧状態が続くケースを本態性低血圧といいます。低血圧症のほとんどがこのタイプです。遺伝的なものや体質などが原因との見方もあります。
起立性低血圧症は、普段の血圧は正常値ですが、急に体を起こしたり立ち上がったりした際に血圧が下がり、めまいや立ちくらみを生じるケースのことをいいます。
次に日常生活において血圧が低い人が注意すべき点を解説します。
起立性低血圧症の場合、起き上がる際は、ゆっくりとした動作を心がけましょう。急に起き上がるとめまいや立ちくらみを起こすことがあり、倒れてケガをすることも考えられます。
血液の循環を良くすることも大切です。そのためには、適度な運動を行ないましょう。おすすめは散歩やウォーキングです。下半身が鍛えられ、血液循環の改善が期待できます。
なお、運動時には水分補給を欠かさないこと、急に運動をやめないようにすることが大切です。急な運動の中止は起立性低血圧を生じうるため、少しずつ力を落としながら終わるようにしましょう。
また、気温が高い夏場は、汗を多くかくため脱水症状からめまいや立ちくらみを起こしやすくなります。そのため、特に夏は水分補給を十分に行なうことが大切です。
ここからは、血圧が低い人におすすめの改善方法を紹介します。
足のむくみは、冷えによる血行不良や低血圧も関与しています。
一日中座ったままなど長時間同じ姿勢でいると、血流が悪化し血液が溜まりやすくなってむくみの原因になるのです。そのため、休憩時間などには足を水平よりも高く上げるとよいでしょう。血流の改善が期待できます。
足上げ法以外では、おもに生活習慣の改善が中心となります。
睡眠を十分にとり、早寝早起きを心がけ、朝食を必ず食べるようにしましょう。夜更かしは、低血圧症状の悪化を招きます。
また、なるべく好き嫌いをせず、栄養バランスのとれた食事を意識することも大切です。特にタンパク質、海藻、野菜、豆製品を日々の食事に取り入れるようにするとよいでしょう。
入浴も効果的です。低血圧の人は、やや熱めのお湯に肩までつかりましょう。さらに、寝起きにもシャワーを浴びることで血流が良くなるので、こちらもおすすめです。
適切な血圧を維持するためには、日常生活における自己管理が求められます。食事や睡眠、運動など、日々の生活習慣を見直し、改善すべき点は改善に努めましょう。
また、低血圧症の診断に必要なので、普段から血圧測定をする習慣も大切です。
症状がつらいと不安に感じるときもあるでしょう。その場合は我慢せず、医師に相談しながら焦らず改善していきましょう。生活習慣の改善や適切な治療によって、症状はある程度軽減できる可能性があります。
氏名:井林雄太(いばやし・ゆうた)
総合病院勤務。大分大学医学部卒。
日本内科学会認定内科医、日本内分泌内科専門医、日本糖尿病内科専門医の資格を保有。現在は医師業務のかたわら、正しい医療情報を伝える啓発活動も市民公開講座など通して積極的に行なっている。
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