目次
1.鱈(たら)のタンパク質量
鱈には真鱈とスケトウダラの2種類があり、100gあたりに含まれているタンパク質量は以下のとおりです。
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・真鱈(まだら):17.6g(しらこ:13.4g)
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・スケトウダラ:17.4g(タラコ:24.0g)
鱈は、冬の北海道を代表する魚です。日本では煮付けやフライ、鍋などさまざまな料理に取り入れられています。
鱈をはじめとする魚介類には良質なタンパク質が豊富に含まれており、これらのタンパク質は筋肉や臓器などの成長に欠かせない栄養素です。
そこで今回は、鱈の種類やそれぞれに含まれるタンパク質量、おすすめのレシピを紹介します。
目次
鱈には真鱈とスケトウダラの2種類があり、100gあたりに含まれているタンパク質量は以下のとおりです。
・真鱈(まだら):17.6g(しらこ:13.4g)
・スケトウダラ:17.4g(タラコ:24.0g)
真鱈とスケトウダラ、それぞれの特徴について解説しましょう。
真鱈は、日本では北海道周辺に多く分布しています。
肉質は軟らかく淡泊で脂肪分が少なく、フライや鍋料理などに使われることが多い魚です。消化しやすいため、離乳食や介護食にも使われます。
グルタミン酸などのアミノ酸が多く摂取でき、旨味もしっかり感じられます。
スケトウダラは真鱈に比べると細長く痩せていて、おもにかまぼこやすり身の原料になる魚です。
スケトウダラの卵は、タラコや明太子に加工されて食べられています。
タラコは栄養価が高く、ビタミンやミネラルを豊富に含みますが、塩分やコレステロールが高めであるため、食べすぎには気を付けましょう。
ここからは、鱈を使ったレシピを3品紹介します。
真鱈や鮭、ほっけ、ホタテなど魚介の旨味を味わえる、お酒にも合う鍋です。
・冷生ずわい足 3~4本
・真鱈 2切れ
・生鮭 2切れ
・生ホタテ 2個
・ぼたん海老 2本
・生はたはた 1本
・生ほっけ 1切れ
・白菜 3枚
・長ネギ 1/5本
・とうふ 1/4丁
・えのき 1/8パック
・春菊 1/8束
・葛きり 20g
・コーン缶 1/15缶
・バター 2切れ
・ラーメン 1玉
・赤味噌 230g
・味噌ラーメンの素 40cc
・水 2000ml
・出汁こんぶ 5g
・酒 90ml
・みりん 90ml
・味の素 小さじ1
1. 生鮭、生ほっけ、真鱈、長ネギ、とうふ、えのき、春菊、白菜、葛きりは、食べやすいサイズにカットしておきます。
2. 鍋に赤味噌、味噌ラーメンの素、水、出汁こんぶ、酒、みりん、味の素を入れて混ぜ合わせ、ひと煮たちさせて味噌地を作りましょう。
3. 土鍋に味噌地と材料を入れて火にかけ、材料に火が通るまで煮込んだら完成です。
生はたはたや生ほっけが手に入らないときは、ほかの白身魚でもよいでしょう。
鱈や、たくさんの野菜からだしが出て味に深みが出るスープです。
・鱈 3切れ
・ベーコン 4枚
・にんにく 1かけ
・玉ねぎ 1個
・ズッキーニ 1本
・セロリ1/2本
・人参 1/2本
・ジャガイモ 1個
・キャベツ 3枚
・白インゲン豆 1カップ
・トマトホール缶 1缶
・水 600㏄
・白ワイン 100㏄
・塩・こしょう 少々
・粉チーズ 適量
1. 鱈は骨を取り除いて一口大にカットします。ベーコンは1cm幅に、にんにくはみじん切りにし、野菜は全て1cm角に切りましょう。
2. 鍋にオリーブオイル大さじ3とにんにく、玉ねぎ、人参、セロリ、ジャガイモ、ベーコンを入れて炒めます。玉ねぎが透き通るくらいになったらズッキーニも加えて炒め、トマトのホール缶、白ワイン、水を加え、10分煮込みます。
3. 鱈、インゲン豆、キャベツを加えてさらに10分煮込みます。あくをすくって塩、こしょうで味を調えましょう。食べるときにたっぷり粉チーズをおろして完成です。
素材の旨味とスパイスの相性が抜群の一品です。
・生鱈 2切れ
・ジャガイモ 1個
・玉ねぎ 1/2個
・トマト 2個
・にんにく 1かけ
・タイム 5枝
・ローリエ 1枚
・オリーブオイル 大さじ1
・水 100㏄
・白ワイン 100㏄
・塩 小さじ1
1. ジャガイモ・玉ねぎ・トマト・にんにくは薄くスライスします。
2. 厚手の鍋にオリーブオイルから順番に玉ねぎ(1/2量)・トマト(1/2量)・にんにく・鱈・ジャガイモ・玉ねぎ・トマトを重ね、タイム・ローリエ・水・白ワイン・塩を加えて蓋をして弱火で20分ほど煮込み、ジャガイモに火が通ったら完成です。
ジャガイモは薄切りにすることで火を通りやすくします。塩は鱈の塩気を見て調節してください。
鱈には、真鱈とスケトウダラの2種類があり、それぞれタンパク質やビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます。
鱈の脂肪分は少なく低カロリーですが、グルタミン酸などのアミノ酸が豊富に含まれているため、旨味がしっかり感じられる魚です。
今回紹介したレシピを参考に、食卓のメニューに加えてみてください。
氏名:井林雄太(いばやし・ゆうた)
総合病院勤務。大分大学医学部卒。
日本内科学会認定内科医、日本内分泌内科専門医、日本糖尿病内科専門医の資格を保有。現在は医師業務のかたわら、正しい医療情報を伝える啓発活動も市民公開講座など通して積極的に行なっている。
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