目次
1.高血圧を引き起こす原因
高血圧の原因にはさまざまなものがあり、複数の原因が積み重なって高血圧を発症することが一般的です。具体的な原因としては肥満や、食塩の過剰摂取、カリウム摂取不足、コレステロールや飽和脂肪酸の過剰摂取などが挙げられます。
高血圧の原因には、生活習慣と関連するものが多いのが特徴です。食生活を見直したり、定期的な運動習慣を身につけて肥満改善を心がけたりすると、高血圧予防につながります。
「運動は高血圧の予防にも効果的と聞くけれど……どのような運動をすればいいんだろう」
「簡単なストレッチでも、意味はある?」
このように、血圧管理に強い関心を持っている人は多いのではないでしょうか。日本人では20歳以上の2人に1人程度が高血圧だといわれており、生活習慣病によるリスクを下げるためには高血圧への対策が欠かせません。
ストレッチや有酸素運動には血管の広がりを良くする働きがあり、高血圧予防に効果的だといわれています。今回は、高血圧の原因や高血圧予防に取り入れたいストレッチについて解説します。
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高血圧の原因にはさまざまなものがあり、複数の原因が積み重なって高血圧を発症することが一般的です。具体的な原因としては肥満や、食塩の過剰摂取、カリウム摂取不足、コレステロールや飽和脂肪酸の過剰摂取などが挙げられます。
高血圧の原因には、生活習慣と関連するものが多いのが特徴です。食生活を見直したり、定期的な運動習慣を身につけて肥満改善を心がけたりすると、高血圧予防につながります。
高血圧の予防には、有酸素運動とストレッチ運動を定期的に行なうのがおすすめです。有酸素運動などは自律神経のバランスを整え、血管がスムーズに広がるようになるため血圧対策に効果的だといわれています。いきなり激しい運動を行なわずに、軽めの運動から開始しましょう。
ただし、軽い運動でもすぐに血圧が上がってしまう人や持病のある人は、事前に主治医に確認することが大切です。
おもなストレッチには、「スタティックストレッチ」「ダイナミックストレッチ」「バリスティックストレッチ」の3種類があります。
スタティックストレッチは静的ストレッチとも呼ばれており、関節の動きを伴わずに、一定方向へ筋肉を伸ばして静止するストレッチです。正しく行なえば安全性が高く、怪我をするリスクが比較的低いのがスタティスティックストレッチだといわれています。
ダイナミックストレッチは、関節の動作とともに筋肉の伸縮をゆっくりと繰り返す方法で、動的ストレッチともいいます。運動の前に行なう柔軟体操やエアロビクスは、ダイナミックストレッチの一種です。
なお、ダイナミックストレッチのなかでも、競技選手が反動をつけながら筋肉の引き伸ばしを行なうものを、バリスティックストレッチと呼びます。
ストレッチをするときは、息を止めないでゆっくり深く呼吸しながら行なうように意識してください。息をこらえると血圧が上がってしまう場合もあるので、注意しましょう。
また、無理をして痛みを感じるほど筋肉を伸ばそうとすると、逆に伸張反射によって筋肉がこわばってしまうことがあります。気持ち良いと感じる程度に、筋肉を伸ばすことが大切です。
定期的な有酸素運動を続けていると、高血圧患者の収縮期血圧は3~5mmHg、拡張期血圧は2~3mmHg低下すると期待されています。高血圧対策として運動をする場合には、ストレッチと有酸素運動から行なうようにしましょう。また、有酸素運動だけでなく筋力トレーニングも併せて行なうと、将来的な筋肉量の低下を防げるといわれています。
運動以外の高血圧予防法として有効なのが、食生活の見直しです。
具体的には、減塩して食塩摂取量を一日6g未満にしたり、野菜や海藻などからカリウムを十分に摂取したりすることが挙げられます。
食塩を過剰摂取するとナトリウムと水分が体内に溜まり、血液の量を増やしてしまい、血圧上昇につながります。カリウムには尿からのナトリウム排泄を促す働きがあり、血圧を低下に導くといわれているため、積極的に摂取しましょう。
ストレッチや有酸素運動は自律神経を整え、血管を広がりやすくするため血圧を下げる働きがあるといわれています。高血圧を予防したい方は、日頃からストレッチなどを無理なく取り入れるとよいでしょう。
また、運動習慣と併せて、減塩やカリウム摂取量を増やすなどの食生活の工夫も大切です。運動や食事などの生活習慣を見直して、高血圧を予防していきましょう。
氏名:梅村 将成(うめむら・まさなり)
外科医として地方中核病院に勤務中。
消化器外科のみならず総合診療医として、がん治療(手術・抗がん剤・緩和治療/看取り)を中心に、幅広く内科疾患・救急疾患の診療を行なっている。
資格:医師免許・外科専門医・腹部救急認定医
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