1.身体を温める作用のある食べ物
身体を温める作用がある食べ物の例は、次のとおりです。
野菜類 |
香味類 |
• しょうが
• にんにく
• こしょう
• ねぎ
• しそ
• にら |
根菜類 |
• にんじん
• だいこん
• かぶ
• ごぼう
• れんこん
• じゃがいも |
その他 |
• 玉ねぎ
• かぼちゃ
• ピーマン
• こまつな |
発酵食品 |
• チーズ
• 味噌
• 納豆 |
その他 |
• 肉
• 赤身の魚
• たまご
• くるみ
• アボカド |
上表のとおり、身体を温める作用のある食べ物は、寒い季節が旬の食べ物や寒い地域で収穫される食べ物、発酵食品などです。
2.身体を温める食べ物を使ったおすすめレシピ
今回は、身体を温める食べ物を使ったレシピを3つ紹介します。
2-1.サーモンの香味味噌焼き
身体を温める食べ物のうち、大葉・しょうが・ねぎ・味噌を使ったレシピです。刺身用のサーモンを使えば、手軽に作れます。
【材料】2人分
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• サーモン(刺身用) 200g
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• 大葉 3枚
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• みょうが 1個
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• しょうが 1/2片
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• 刻みねぎ 20g
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• 味噌 大さじ1.5
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• みりん 大さじ1.5
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• サラダ油 小さじ2
【作り方】
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1. サーモンを1cmの厚さに切ります。
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2. 大葉とみょうがはみじん切りにして、しょうがはすりおろします。
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3. ボウルに2を入れ、そこに刻みねぎ、味噌、みりんを加えてよく混ぜ合わせます。
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4. サラダ油を熱したフライパンで、1を焼きます。
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5. 両面が焼けたらサーモンを取り出し、片面に3を塗ります。オーブントースターで焼いたら完成です。
2-2.れんこんと手羽のポトフ
身体を温める食材のうち、れんこん・にんじん・玉ねぎ・鶏肉(手羽元)を使ったレシピです。じゃがいもを加えてアレンジしてもよいでしょう。
【材料】作りやすい分量
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• れんこん 150g
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• にんじん 2/3本
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• 玉ねぎ 1個
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• ベーコンブロック 100g
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• 手羽元 8本
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• ブロッコリー 1/2株
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• 酢 適量
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• 塩 適量
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• 粗挽き黒こしょう 適量
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• 水 1,000ml
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• ローリエ 1枚
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• コンソメキューブ 2個
【作り方】
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1. れんこんを1cm幅で輪切りにして、酢を入れた水にさらします。れんこんが大きい場合は、半月切りにしてください。
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2. にんじんは4cmの長さに切ったうえで、縦に4~6等分します。玉ねぎは縦に4等分、ベーコンブロックは食べやすいサイズにします。
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3. 手羽元に塩・こしょうをふり、焼き色が全体につくまでフライパンで焼きます。
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4. 小房に分けたブロッコリーを熱湯でゆで、水気を切っておきます。
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5. 厚手の鍋に、1~3、水、ローリエ、コンソメキューブを入れて火にかけます。煮立ったらアクを取り、15~20分ほど蓋をして煮ます。
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6. 塩と粗挽き黒こしょうで味を調整し、4を加えてさらに1~2分煮たら完成です。
2-3.パンプキンカナッペ
身体を温める食材のうち、かぼちゃをメインにしたレシピです。今回はクラッカーを使用していますが、薄くスライスしたバゲットに載せるのもおすすめです。
【材料】2人分
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• かぼちゃ 100g
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• くるみ 15g
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• レーズン 10g
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• マヨネーズ 小さじ1.5
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• 塩 適量
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• こしょう 適量
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• レモン汁 適量
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• クラッカー 6枚
【作り方】
身体を温める食べ物を日常の食生活のなかに取り入れましょう
根菜類や発酵食品、タンパク質食材(肉・魚)など、身体を温める食べ物にはさまざまな種類があります。
身体の冷えが気になるなら、栄養バランスの良い食事をベースに、身体を温める食べ物をプラスしましょう。その際は、今回紹介した3つのレシピをぜひ参考にしてください。
身体を内側から温めて、毎日を元気に過ごしましょう。
監修者情報
氏名:高橋健太郎(たかはし・けんたろう)
循環器内科医として臨床に関わりながら、心血管疾患のメカニズムを解明するために基礎研究に従事。現在はアメリカで生活習慣病が心血管疾患の発症に及ぼす影響や心血管疾患の新しい治療法の開発に取り組んでいる。国内・海外での学会発表や論文報告は多数。
日本内科学会認定内科医、日本循環器学会所属。