ブルーベリーに含まれる栄養素とは?
ブルーベリーを使ったおすすめレシピを紹介

甘みと酸味が魅力のブルーベリーは、生で食べてもジャムにしてもおいしい、万能フルーツです。

ブルーベリーはアントシアニンや食物繊維を豊富に含んでおり、健康を意識する人におすすめの果物です。

今回はブルーベリーに含まれる栄養素を解説し、ブルーベリーを使ったおすすめレシピを紹介します。

1.ブルーベリーについて

ブルーベリーは北米原産のフルーツで、アメリカ先住民にとって重宝された栄養源です。育てやすく、現在では日本全国で栽培されています。ブルーベリーの旬は品種にもよりますが、だいたい5月から8月までです。

2.ブルーベリーに含まれる栄養素

ブルーベリーは、アントシアニンという抗酸化物質を豊富に含んでいます。抗酸化物質とは活性酸素の働きを抑制したり、活性酸素を取り除いたりする物質のことです。目の網膜は活性酸素の影響で炎症を起こすといわれており、アントシアニンは目の健康を保つうえでも注目されています。

また、ブルーベリーの果皮には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は便秘予防や整腸作用があり、健康のためにも大切な成分です。

3.ブルーベリーを使ったおすすめレシピ

ここからは、ブルーベリーをおいしく食べられる、おすすめレシピを紹介します。

3-1.ブルーベリースペアリブ

ソースにブルーベリージャムを用いた、豊かな甘みを楽しめるスペアリブです。

【材料】2人分

  • • スペアリブ 4本

  • • 塩、こしょう 少々

  • • ブルーベリージャム 80g

  • • 赤ワイン 50cc

  • • しょうゆ 50cc

  • • 粗挽き黒こしょう 少々

  • • クレソン 適量

【作り方】

  • 1. スペアリブを半分の長さにカットし、塩・こしょうをします。

  • 2. バットかビニール袋でブルーベリージャムと赤ワイン、しょうゆを合わせてください。1)を加えて30分~1時間漬け込みましょう。

  • 3. 天板にクッキングシートを敷き、2)を並べます。漬け汁は4)で使用するため、取っておいてください。スペアリブはまず220度のオーブンで10分焼き、裏返してさらに7分焼きます。

  • 4. 3)でとっておいた漬け汁を小鍋で10分くらい煮詰めてとろみを出し、ソースを作りましょう。

  • 5. スペアリブが焼きあがったら皿に並べ、4)のソースと粗挽き黒こしょうをかけてください。お好みでクレソンを添えてもよいでしょう。

使用するブルーベリージャムは、甘みがしっかりとした、粒が残っているタイプの製品を使うのがおすすめです。

3-2.りんごの豚チーズ巻き ブルーベリーソース

豚肉との相性がよいりんごとチーズを、豚肉で巻いてソテーした料理です。ブルーベリーソースをかけると、甘みと酸味が一層引き立ちます。

【材料】2人分

  • • りんご 1個

  • • 豚ロース薄切り肉 8枚

  • • プロセスチーズ(長さ4㎝のスティック状にカットしたもの) 8本

  • • 塩 適量

  • • こしょう 適量

  • • 小麦粉 適量

  • • サラダ油 適量

【A】

  • • ブルーベリージャム 大さじ2

  • • バルサミコ酢 大さじ1

  • • 赤ワイン 大さじ1

  • • 濃口しょうゆ 小さじ1

  • • バター 小さじ2

【作り方】

  • 1. りんごの皮をむき、芯を取って8等分にくし切りにしたら、塩水にくぐらせます。

  • 2. 豚肉を広げて塩こしょうをしてから、りんごとチーズを芯にして豚肉を巻き付け、小麦粉をうっすらとまぶしましょう。

  • 3. フライパンにサラダ油を熱し、2)の巻き終わりの部分を下にして焼きます。巻き終わりの部分が焼けて肉がきれいにくっついたら、全体的にこんがりするまで焼き、器に盛り付けましょう。

  • 4. 3)のフライパンに【A】を入れて煮詰めます。少しとろみが出たら、3)にかければできあがりです。

豚肉に小麦粉をまぶすと表面がカリッとして、肉の旨みを閉じ込めることができます。シャキシャキしたりんごの食感を残すため、豚肉に火が通ったところで加熱を止めるのがポイントです。

ブルーベリーをおいしく食べて、健康的な毎日を送ろう

ブルーベリーにはアントシアニンという抗酸化物質が含まれており、目の健康を意識したい人におすすめの果実といわれています。また、食物繊維も豊富に含むため、お腹の調子を整えたい人も積極的に摂り入れるとよいでしょう。

フルーツとして生で食べたり、ジャムにしてデザートに添えたりするのもおいしいですが、ブルーベリーソースを作って肉料理にかけるとひと味違った風味を楽しめます。

レパートリーを増やして、ブルーベリーをいろいろな食べ方で味わってみましょう。

監修者情報

氏名:高橋健太郎(たかはし・けんたろう)
循環器内科医として臨床に関わりながら、心血管疾患のメカニズムを解明するために基礎研究に従事。現在はアメリカで生活習慣病が心血管疾患の発症に及ぼす影響や心血管疾患の新しい治療法の開発に取り組んでいる。国内・海外での学会発表や論文報告は多数。
日本内科学会認定内科医、日本循環器学会所属。