目次
1.肌のたるみとは
しみやシワと同じように、肌のたるみも加齢や紫外線の影響によって真皮の構造が崩れ、肌の弾力が保てなくなることで引き起こされます。また、この他には、表情筋が衰えることで、肌を支えることができずにたるむこともあります。
肌のたるみが多く現れるのは、口元・目元・目尻・フェイスラインなどです。肌のたるみは、鏡で正面から見るよりも斜めから見たほうがわかりやすいため、さまざまな角度でチェックしてみましょう。
肌のたるみは、見た目にも大きな影響を与えます。肌がたるんでいると実年齢よりも老けて見られやすくなるため、悩む女性は少なくないでしょう。肌のたるみは、加齢にも関係しているといわれるため、早めの対処をすることが重要です。
今回は、肌のたるみの原因と予防法、対処法などを解説します。
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しみやシワと同じように、肌のたるみも加齢や紫外線の影響によって真皮の構造が崩れ、肌の弾力が保てなくなることで引き起こされます。また、この他には、表情筋が衰えることで、肌を支えることができずにたるむこともあります。
肌のたるみが多く現れるのは、口元・目元・目尻・フェイスラインなどです。肌のたるみは、鏡で正面から見るよりも斜めから見たほうがわかりやすいため、さまざまな角度でチェックしてみましょう。
肌のたるみは加齢とともに大きくなりますが、適切な対処をしないとたるみを加速させることになりかねません。適切に対処できるように、まずはここで肌のたるみを招くおもな原因を押さえておきましょう。
肌のハリ強度の維持において、重要な役割を持つのがコラーゲンです。コラーゲンは、軟骨や腱、じん帯などを構成するタンパク質であり、皮膚の真皮層を構成する主成分でもあります。
そして、エラスチンというタンパク質は、肌の弾力の維持に重要な役割を持っています。コラーゲンやエラスチンは、加齢や紫外線、活性酸素によって減少したり、構造が崩れたりすると、肌の弾力が低下する原因になるといわれています。
また、コラーゲンはおもにアミノ酸で構成されており、アミノ酸からコラーゲンを生成するためにはビタミンCが必要です。
無理な食事制限によるダイエットや偏った食生活を送っていると、コラーゲンの生成に必要なビタミンCなどが不足し、コラーゲンがうまく作られずに肌の弾力を低下させる要因の一つになるので注意しましょう。
表情筋は年齢とともに衰え、たるんでいくとされています。顔には表情筋が30種類以上あり、目や鼻、耳、口周辺の筋肉を動かすことで表情を作り出しているのです。
また、表情筋は他の部位の筋肉とは異なり、骨と皮膚をつないでいるため、表情筋がたるむと一緒に肌もたるみます。
肌のたるみを抑えるためには、日頃から表情筋を活用して鍛えておくことが有効です。例えば、無表情で過ごすのではなく、笑顔で過ごすように心がけてみましょう。日頃から表情筋を活用することは、肌のたるみ対策につながります。
肌のたるみは、加齢などさまざまな要因によって現れるため、進行を抑えるには日々の予防・対処が非常に重要です。ここでは、日常生活に取り入れられる予防法・対処法を紹介するので、ぜひ肌のたるみが現れる前に行なってみてください。
紫外線を浴びると光老化によって、肌へ悪影響を与えることがわかっています。
紫外線によって急激に日焼けをすると、赤くひりひりした炎症が起こり、ひどければ水ぶくれとなって皮がむけることがあります。また、慢性的に紫外線にさらされていると、皮膚にしみやシワ、たるみなどができやすくなるので、肌の健康を保つためには紫外線対策が必要だといえるでしょう。
紫外線対策としては、次のようなことが挙げられます。
・帽子や日傘を使う
・衣服で覆って肌の露出を減らす
・サングラスをかける
・日焼け止めを使用する
・日陰を利用する
・紫外線の強い時間帯の外出を避ける
日焼けをしてしまったら、ローションなどを使って肌のケアをすると日焼けによる痛みは抑えられますが、肌の老化を防ぐことはできないといわれています。肌のたるみを抑えるためには、日焼けをしないように対策を十分に行なうことが必要です。
肌に悪影響をおよぼすものとしては、紫外線以外に活性酸素も挙げられます。
活性酸素は、少量であれば免疫機能などとしての重要な役割を果たしますが、産生が過剰になると細胞を傷付けて、体に悪影響を与えます。活性酸素の産生を抑制するためには、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化作用のある成分の摂取が大切です。
活性酸素は、喫煙や過度なストレスなどによって、産生を促進されることが知られています。そのため、バランスの良い食生活や十分な睡眠時間の確保、適度な運動習慣などを取り入れて、健康的な生活習慣にしていきましょう。それにより、活性酸素の過剰な産生を抑えられ、肌のたるみの予防にもつながっていきます。
肌のたるみは加齢や紫外線などにより、皮膚の下に存在する真皮の構造が崩れることで起きます。真皮は、おもにコラーゲンやエラスチンで構成されており、これらは肌のハリ強度・弾力の維持に関わっています。
加齢や紫外線以外に、表情筋の衰えによって肌がたるむこともあるので、さまざまな対策が必要です。
肌のたるみをできるだけ防ぐ方法としては、紫外線対策が挙げられます。紫外線は皮膚の老化を促進させるため、帽子や日傘、サングラス、日焼け止めなどを利用して紫外線対策を行なうようにしましょう。
肌を作るためには、さまざまな栄養素が必要です。また睡眠不足なども肌の老化の促進につながることがあるため、健康的な肌を維持するなら、生活習慣の見直しも行なうとよいでしょう。肌のたるみが気になり出したら、早めの対策を行なうようにしましょう。
氏名:豊田早苗(とよだ・さなえ)
とよだクリニック院長。鳥取大学医学部卒。精神科・心療内科・内科・神経内科(認知症、物忘れ)の診療を担当している。総合診療医学会、認知症予防学会、精神医学会などに所属。現在は医師業務の傍ら、正しい医療情報を伝える啓発活動も市民公開講座など通して積極的に行なっている。
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