小麦は肌をみずみずしく保つセラミドを含む食べ物
小麦を使ったレシピを紹介

「肌のカサつきが気になる」
「肌が刺激に敏感になったように感じる」
このような場合、体の外側からだけでなく、内側からの対策も必要です。

肌の潤いが失われている原因の一つに、「セラミド」不足が考えられます。そこでおすすめしたい食品が、セラミドを多く含む小麦です。

今回は、小麦に含まれる「セラミド」の概要と小麦を使った食品、おすすめのレシピを含めて紹介します。

1.小麦には「セラミド」が含まれている

ここでは、セラミドの概要とセラミドを含む食品を紹介します。

1-1.セラミドとは

セラミドは脂質の一種で、肌の角質層の主成分です。肌の潤いを保つのに欠かせない成分ですが、年齢とともに減少してしまいます。そのため、セラミドは食品から補うことが大切です。

1-2.セラミドを含む食品の種類

セラミドは、小麦のほか、次のような食品に含まれています。

  • ・米(胚芽部分を含んでいるもの)

  • ・大豆

  • ・生芋こんにゃく

  • ・牛乳

  • ・ヨーグルト

  • ・ほうれん草

2.小麦を使用した食品

セラミドを含む小麦は、身近な食品に使われています。具体的な食品は、次のとおりです。

  • ・うどん

  • ・パン

  • ・パン粉

  • ・中華麺

  • ・パスタ

  • ・麩

3.小麦を使ったおすすめレシピを紹介

小麦を使ったおすすめレシピを2品紹介します。

3-1.豆乳カルボナーラうどん

冷凍うどんをアレンジしたレシピです。具材が足りない場合でも、冷凍うどん、卵、粉チーズ、豆乳、白だしがあれば、簡素化したものを作れます。

【材料】1人分

  • ・冷凍うどん 1玉

  • ・粗挽きソーセージ 2本

  • ・しめじ 1/4パック

  • ・アスパラガス 1本

  • ・スイートコーン 大さじ1

  • ・卵 1個

  • ・粉チーズ 小さじ2

  • ・サラダ油 適量

  • ・粗挽きこしょう 適量

【A】

  • ・豆乳 80ml

  • ・白だし 小さじ1

【作り方】

  • 1. 粗挽きソーセージは斜め3等分にカットし、しめじは石突きを切り落としてほぐします。アスパラガスは、根元の堅い部分を切り落としてから斜め3cm幅に切ります。

  • 2. 冷凍うどんと1のアスパラガスを一緒にゆで、ザルに上げましょう。

  • 3. サラダ油を熱したフライパンに、1の粗挽きソーセージとしめじ、スイートコーンを入れて炒めます。2と【A】を加え、1分ほど煮込んだら火を止めてください。

  • 4. ほぐした卵と粉チーズを順に加え、手早く混ぜてお皿に盛り付けます。粗挽きこしょうを振ったら完成です。

3-2.とうふ入りもちもちショコラワッフル

デザートとしてはもちろん、リキュールやスピリッツなどのお酒とも合うレシピです。絹こし豆腐を水分代わりにして焼くため、冷めてももちもちとした食感を保てます。

【材料】2人分

  • ・絹こし豆腐 160g

  • ・米粉 150g

  • ・ベーキングパウダー 大さじ1/2(5g)

  • ・ココアパウダー 大さじ1

  • ・砂糖 40g

  • ・塩 ひとつまみ

  • ・卵 1個

  • ・牛乳 60~70ml

  • ・バター(無塩) 20g

  • ・サラダ油 適量

  • ・バニラアイスクリーム 120g

  • ・オレンジ 1/2個

  • ・ココアパウダー 少々

【作り方】

  • 1. ボウルに絹こし豆腐を入れ、泡立て器で滑らかになるまで混ぜます。電子レンジでバターを溶かしておきましょう。

  • 2. 1のボウルに、米粉、ベーキングパウダー、ココアパウダー、砂糖、塩、卵、1のバターを加えます。牛乳を少しずつ加えながら混ぜ、泡立てた生クリームくらいのやわらかさにしましょう。

  • 3. ワッフル用のフライパンまたはワッフルメーカーを温め、溝までしっかりとサラダ油をなじませます。生地を流し入れたら3分ほど焼きましょう。同様に、合計8枚分作ります。

  • 4. 3をお皿に盛り付け、カットしたオレンジとアイスクリームを添えます。ココアパウダーを振ったらできあがりです。

小麦などからセラミドを意識して摂りましょう

肌のみずみずしさを維持するセラミドは、年齢を重ねるにつれて減ってしまう成分です。

セラミドを多く含む小麦は、うどんやパン、パスタなどの食品に使われています。

特に、肌の乾燥が気になる場合などは、今回のレシピを参考に、身近な食品からセラミドを補いましょう。

監修者情報

氏名:高橋健太郎(たかはし・けんたろう)
循環器内科医として臨床に関わりながら、心血管疾患のメカニズムを解明するために基礎研究に従事。現在はアメリカで生活習慣病が心血管疾患の発症に及ぼす影響や心血管疾患の新しい治療法の開発に取り組んでいる。国内・海外での学会発表や論文報告は多数。
日本内科学会認定内科医、日本循環器学会所属。