目次
1.ストレスが溜まると現れるおもな症状
ストレスが溜まると、さまざまな症状が心身に現れます。
おもな精神的な症状は次のとおりです。
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・ 趣味や好きなことを楽しめない
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・ 焦りやイライラなどを感じて気持ちが不安定になる
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・ 集中力が低下し正常な判断ができない
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・ 自分を無価値な人間だと感じ、いなくなりたいと思う
おもな身体的な症状には、次のようなものがあります。
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・ 吐き気や食欲不振などの胃の不調を感じる
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・ 眠れなかったり寝すぎたりする
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・ 食べ過ぎ
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・ 疲れや頭痛、冷え
このほかにもさまざまな症状が現れるのが特徴です。また、日常生活にも支障がおよぶ可能性もあります。
2.ストレスによる吐き気のおもな原因とは?
ストレスによる吐き気の原因の一つには、自律神経の乱れが挙げられます。自律神経には、活発に体を動かす役割がある交感神経と、体をリラックスさせる働きがある副交感神経があり、ストレスなどが原因でそれぞれのバランスが崩れることでさまざまな症状を引き起こします。
例えば、吐き気や食欲不振、胃痛なども自律神経失調症の症状です。
3.ストレスによる吐き気を予防する方法
ストレスによる吐き気を予防するためには、ストレスを溜めないことや日常生活の改善が大切です。ここでは、ストレスによる吐き気予防の方法4つをご紹介します。
3-1.ストレスを溜めないようにうまく発散する
まずは、ストレスを溜めないようにすることが重要です。ストレス発散になる趣味や運動などを適度に行ないましょう。特に適度な運動をすると血行が良くなるため、神経伝達物質が活発になりスッキリします。
3-2.生活リズムを整える
胃の不快感を予防するためには、なるべく同じ時間に朝食・昼食・夕食をとり、生活リズムを整えましょう。また、十分な睡眠をとることも胃の不調を改善するのに重要になります。
3-3.食生活の改善
規則正しい生活と併せて見直したいのが、栄養のバランスが良い食生活です。脂質や糖質、刺激物などは胃に負担をかけるため摂り過ぎに注意しましょう。
3-4.しっかり睡眠をとる
十分な睡眠をとり、自律神経のバランスを整えることが大切です。睡眠によって副交感神経が優位になることで、体がリラックスし日々の疲れが癒されるでしょう。
ストレスからくる吐き気はストレスを発散して心身ともに元気になろう
ストレスは、心身にさまざまな症状を引き起こす原因です。胃の不調を訴えることも多く、吐き気や食欲不振、胃痛などが起こります。このような症状を予防するためには、ストレス発散や規則正しい生活、十分な休養が大切です。
不調の原因となるストレスを溜めこまないよう適度に発散し、生活習慣を見直しましょう。
監修者情報
氏名:井林雄太(いばやし・ゆうた)
総合病院勤務。大分大学医学部卒。
日本内科学会認定内科医、日本内分泌内科専門医、日本糖尿病内科専門医の資格を保有。現在は医師業務のかたわら、正しい医療情報を伝える啓発活動も市民公開講座など通して積極的に行なっている。
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